A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

旨すぎスキー@エルビススキー

タイ料理のひとつ、「スキー」の正体が何なのかいまいちわかっていませんが、たぶんタイの鍋料理「タイスキ」を一人前で出す料理なのかなと。 ただしカテゴリーは麺料理らしいです。春雨がつきものだそうで。具材は白菜や空芯菜、そしてお肉や魚介 (のどれかをチョイス、あるいはミックス)。汁あり (スキーナム) なら見た目からして鍋料理の派生型というのも納得。

しかしこれが汁なし (スキーヘン) となると、様相が違ってきます。今回訪れた「エルビススキー (Elvis Suki)」(パトゥムワン支店) のものは、お肉と白菜を軽くお焦げがつくまでしっかり強火で炒めています。なので香りが抜群にいい。大いに食欲をそそる香ばしさです。

味は鍋料理 (タイスキとかチムチュム) の汁が煮詰まって味が凝縮されたような旨味に富んだものですが、さらに炒めた香ばしさが加わるので、美味しさが2倍にも3倍にも感じられます。これを考えた人、天才ですね。もっともこのお店、タイ版ミシュランガイドのビブグルマン認定店ですから、スキー屋さんの中でも特に美味しい方なのかもしれません。(スキーヘン・豚 80バーツ/280円)

ただし若干問題も。やはりどう見ても、あまりにビジュアルが。。卵もからまってもうグッチャグチャです。味は本当に美味しいんですけどねぇ。

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スキーヘン (汁なし) があまりに美味しかったので、日をおいて今度は汁ありを食べに行きました。ミックス (鶏、豚、牛、イカ、エビ入り)、100バーツ。こちらもおせじにも見た目がきれいとは言えませんが、美味しかったです。ただし、汁なしのような炒めたお焦げはなく、その分、味はやや平凡。スープの味は少し甘くて辛くて、ちょうどコチュジャンて感じ。美味しいけれど、スキーヘンのような感動はなかったかも。

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それからこちらもお店の名物だそうですが、ホタテのバター焼き (6個200バーツ) もいただきました。ホタテのバター焼きなんか何をどうやったって美味しいに決まっていますし、実際美味しかったのですが、ただひとつ、わがままを言わせてもらうなら、できればお醤油で食べたかったなと。甘いタレと辛いタレもタイらしくていいのですが、お醤油も間違いなく合うと思うんですよね。次はお醤油持ち込もうかな。。

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【追記】
後日、お店を再訪し、ビーフ (汁なし) をいただきました (90バーツ)。お店のメニューにオススメマークがついていたのがずっと気になっていて。もちろん、美味しかったです。そしてやはり、汁なしで正解でした。具材を炒めた香ばしさが最高。チリソースも美味しいです。この時は全部使ってしまいました。

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