ソンクランのタイは酷暑季、ドリアンの旬到来です。近所のスーパーにもポピュラー品種のモントーンとガンヤオだけでなく、ちらほら異なる品種が出回り始めました。
これまでも目についたものはそのたび買っていましたが、今回初めて "Kradoom (クラドゥーム)" なる品種を目にし、見た目も美味しそうだったので即購入。粒小さめ、量少なめ、これで250バーツ/875円。このスーパーで買うドリアンとしては安い方です。
少しネットで調べてみると、あるサイトでは「タイドリアンの4大品種のひとつ」とありました。よく3大品種 (モントーン、ガーンヤオ、チャニー) と紹介されますが (自分もそう思っていました →ドリアン過去記事)、実はこれもポピュラーなのかな。
さて、食べてみた感想。1粒目はねっとりして甘さ強めで適度なほろ苦さもあって、相当美味しかったです。ガーンヤオ寄り。ただしこんなに小さいのに種が3つも。1つは丸々した粒、2つはひしゃげた粒。なので可食部は少なかったです。
2粒目はうってかわってモントーンのようなさっぱりした甘さとみずみずしい果肉でした。さらに3粒目は甘さよりも少しほろ苦さが勝っている感じ。チャニー寄りというか。これはこれで好きですが。種はそれぞれひしゃげたのが2~3粒。可食部はまあまあ多め。
これ、3つとも同じ房から取り出したものなのかな。あまりにも味の傾向が異なるので、少々驚きました。良く言えば1房でいろんな味が楽しめたので、変なお得感はありましたけれど。
小さい割に種が多いのと、もしかして味が安定しない品種なのかもしれないので、3大品種ほど全国的には出回らないのかもしれません。価格が安いので、きっと地元では愛されているのかなと。