マッサマンカレー@Mother May I
エカマイ通りの少し北の方、広い庭に繁る緑に囲まれた閑静なレストラン "Mother May I Kitchen" でマッサマンカレーをいただきました。本来ならドリアン入りのこのメニュー、残念ながらこの日はドリアンがなく、代わりにジャガイモが入っていました。
実はもともとドリアンカレーを目当てに訪れたのですが、注文のときにドリアンがないと言われたものの、もうお腹がマッサマンカレーを欲していたのでそのままオーダーしました。
カレーに合わせるドリアンは未熟のものを使うそうで、ドリアンの産地であるタイ東部の名物料理なのだそうです。このメニューを食べた人のレビューには「ドリアン臭はなくジャガイモみたい」とありましたから、代わりにジャガイモを使うのは定番なのかもしれません。
さて、マッサマンカレーそのものの出来ですが、少し粒感が残るくらいに荒く刻んだスパイスをたっぷり使った、香り高くスパイシーな一品でした。柔らかく煮込まれたチキンは量もたっぷり。一緒に頼んだライスベリー (紫米) との愛称も抜群でした。
ただ、スパイスの粒感があるので口当たりの滑らかさについてはややマイナス。あと、もともとマッサマンカレーは甘いのを出すお店が多いですが (たぶんそういう料理)、ここのもけっこう甘かったです。甘くて辛い。まあこれぞタイ料理なのですが。
天井が高く広々として明るい店内はとても快適。他にもたくさんメニューがあるのでまた来たいです。この日のお勘定は水を入れて税サ込400バーツ/1400円。
ドリアンカレー@Sri Trat
スクンビット Soi33 にあるちょっと格式高そうなタイレストラン "Sri Trat" でドリアン入りチキンマッサマンカレーをいただきました。先に行ったレストラン (Mother May I) でドリアンカレーが食べられなかったので、ようやく念願のドリアンカレーです。
店名のとおり、タイ東部トラート県にゆかりのあるお店だろうと思いますが、未熟のドリアンを料理に使うのも、やはりドリアンの産地であるタイ東部 (トラート県、チャンタブリ県、ラヨーン県他) ならではでしょう。
熟していないドリアンは、火を通すとほとんどお芋のようでした。食感はねっとりしたジャガイモのようで、ジャガイモよりもう少し甘味があり、ドリアンの香りはほのか。まったく臭くはなく、青っぽいドリアンの匂いがほどよいアクセントになっていました。
マッサマンカレーは豊かなスパイスの香りが鼻腔をくすぐりますが、ルーの口当たりはあくまで滑らか。コリアンダーだけは丸ごと殻のまま入っているのでそれを噛んでしまわないよう要注意です。甘さはやはり十分甘かったですが、それでもまろやかな上品さがありました。
ご飯はメニューにあったライスベリー (紫米) がこの日はなく、代わりにレッドライス (赤米) をもらいました (レッドライスはメニューにはない)。色や食感が似ているし特にこだわりもないのですが、栄養価とか違うのかな。
ココナッツミルクにつけたドリアンが有名なデザートらしいので最初は食べようかなと思っていましたが、メニューを見たらこれも未熟ドリアンだったので、とりあえず今回はパスしました。料金はカレーとご飯、水で税サ込436バーツ/1500円。ちょっと高めですが満足感も段違いでした。
白っぽいのがドリアン
ウェルカムドリンクの青いアンチャンティー