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バンコクでドリアンを楽しむ:徹底ガイド 2019

ドリアンの品種

バンコクでよく見かけるドリアンといえば、モントーン、ガーンヤオ、チャニーの3つです。熟し方や個体によって異なりますが、それぞれの大まかな特徴は次のとおり。

モントーン
一番多く栽培されている品種。通年生産されるためモントーンなら買えない時期はない。タイ語で「金の枕」の意。実は大きめ(5kg以上も珍しくない)。皮が比較的薄く、果肉が肉厚 (種は小さめ)。果肉は淡い黄色でさっぱりした甘さ。3品種の中では匂い(臭い)が一番少ない。

ガーンヤオ
高級品種。タイ語で「長い茎」の意。果肉はきめが細かく淡い黄色。こってりした口当たりと芳醇な甘さ。比較的匂い(臭い)は少なめ。熟しすぎてもトロトロにならない

チャニー
3種の中では一番安価。タイ語で「テナガザル」の意。濃い黄色の果肉はガーンヤオにも似たこってりした口当たりで甘さも強め。ただしほどよい熟し加減の期間が短く、見極めが難しい。匂い(臭い)は強め。

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ドリアンはどこで買う?

ドリアンは電車などに持ち込めないので、家から離れた場所で買うと持ち帰るのが大変。なので、フードコートやベンチがある市場で買ってその場で食べるか、近所のお店で買って歩いて持ち帰ることになります。

値段は、グルメマーケット@エンポリアムだと、ガーンヤオは100g約1000円、モントーンは100g約500円 (ともにむき身)。町中で買うよりだいぶ高いのですが、でも確実に美味しいです。

何度か近所で安いドリアンを買ったら、あまり甘くなくて残念な思いをしたので、見極める力がない自分は、高くてもグルメマーケットで買うのが正解と思うようになりました。

グルメマーケットも閉店時間が近づくと半値以下になることが多いので、そこが狙い目です。もちろんみんな考えることは一緒で、安いシールが貼られる時間帯はドリアン周辺に緊張感が漂い、店員がシールを貼り始めた途端、無数の手がのびあっという間になくなることも。

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オーガニック・ドリアン

高級生鮮市場、オートーコー市場の一角に、オーガニックプロダクトを扱うエリアがあります。ロイヤルプロジェクトショップの向かいにお店をかまえる「ノーン・ニット・ラヨーン」は、その中でも人気のオーガニックドリアン店です。

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むき身でガーンヤオは100g=500B/1750円、モントーンは100g=300B/1050円。マーケット内他店の倍以上の値段にもかかわらず、お客は引きも切りません。それだけの価値があると評判を呼んでいるのだそうです (オーナーの人柄含む)。

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自分も実際に買ってみました。熟度の好みを伝えると(下記参照)、手頃なものを選んで味見させてくれます。2個めでこれかなと思いそう伝えましたが、こっちも食べてみろともうひとつ食べさせてくれ、それがドンピシャだったので購入したところ、味見して少し欠けたドリアン2個もおまけでくれました。そもそもが高いのですが、こうした気遣いをもらうとちょっと得した気分になりますね。

・適度な熟度の少し前:スック・ノーイ
・適度な熟度:スック・ポー・ディー
・完熟:スック・マーク
・柔らかい:ニム
・固い:ケン

たいして味の違いもわからない自分がこんな高級ドリアンを食べていいのかというちょっとした罪悪感はありましたが、これからはもっとちゃんとドリアンを味わって食べようと、背筋が伸びた瞬間でした。

バンコクでこれまで食べたドリアン7種

1. ガーンヤオ

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2. モントーン

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 3. チャニー

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4. プアンマニー

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5. ノックラチップ

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6. パラウー

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7. ヌアントーンチャン

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自分好みのドリアンを知ろう

これまで食べた数品種のドリアン、自分の味覚と表現力ではひとつずつ味の違いを言うのは無理ですが、大別すると、白砂糖のようにすっきりした甘さか、カラメルのように少し苦みばしった甘さか、というふた通りがあるのかなと。

加えて果肉の色、そして香り。次の2品種は比較的わかりやすく両極端だと思うので、食べくらべると自分の好みがわかってくると思います。

ノックラチップ (Nok Krajib)
 淡黄色の果肉、フレッシュな甘い香り、強くすっきりした甘さ

プアンマニー (Poung Manee)
 濃い黄色の果肉、クセのある甘い香り、複雑で少し苦みばしった甘さ

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ドリアン食べ比べ モントーン vs. ノックラチップ

タイで日頃目にするドリアンといえば、生産量ナンバーワンのモントーン種です。他種とくらべて値段が安く、また一年中市場に出回っているので、もっとも買いやすい品種。

モントーンのクセのないすっきりした甘さは誰にとっても食べやすく、値段も相まってドリアンの入門的な位置づけになっているかと思います。ただ、自分はあまりモントーンを食べていませんでした。

なぜかというと、「モントーンはちょっと普通すぎるかな、自分はもっとクセのあるやつが好きですね」などどツウぶりたかったのが、たぶんどこか心の奥底にあったのかなと。

ドリアンが好きだと言いながら、やはりまだどこかドリアンをゲテモノとして見ているのかもしれません。ちょっと反省。

そこで、あらためてモントーンと、同じくクセ少なめのノックラチップを食べくらべてみました。これでモントーンの良さを再発見できたらなと思いつつ。

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結論から言うと、再発見できたようなできなかったような。。強烈な甘さをもつノックラチップとくらべたら、モントーンはかなり地味。甘くないわけではないですが、交互に食べると驚くほど甘さ控えめでした。モントーンも単体で食べれば甘いのですが、その甘さは今どき日本の甘さ控えめスイーツといったところ。

言い方を変えれば、モントーンはとても上品な甘さで、かつエステル臭のような香りなどドリアンの個性的な特徴をまんべんなく持っている(と個人的には思う)ので、だからこそ不動の人気であり生産量ナンバーワンなんだと思います。

モントーンをおすすめする理由
・モントーンなら一年中買える
 (他品種は3月~5月によく出回る)
・値段が安い
・臭いが少ない
・クセのない上品な甘さ
・種が小さく可食部が多い

ドリアン食べ比べ ドリアン vs. シュークリーム

ドリアンは美味しいけれど値段もそれなりにします。200グラムあればデザートにちょうどよい量ですが(種があるので可食部160~180グラム)、すると値段は500円から1000円に (楽して近所のスーパーでばかり買うから・・・)。

品種でも値段はだいぶ違うし、同じ品種でも高いお店 (グルメマーケットやオートーコー市場など) の方が確実に甘くて美味しいという厳しい現実も。もっとドリアンを食べたい、でも、好き放題食べていたらお金がなくなる。。

そこで、一計を案じました。ドリアンの味の表現としてよく言う「カスタードクリームみたい」を逆手に取って、じゃあドリアンとシュークリームを食べくらべたら、甘さで言ったらシュークリームだろうし、値段もシュークリームの方がずっと安価なので、ドリアン熱も少しは冷めるのではないかと、そう考えたわけです。これはいける。

で、買ってきました。ちょうど200グラムのノックラチップ種があったので (300バーツ/1050円)。相変わらずグルメマーケットは高い。でも、熟し方も完璧ですごく美味しかったです。舌触りはクリーミーでとてもすっきりした甘さ。まるでグラニュー糖。香りも良く、あまり深み (ちょっとした苦味) はなかったけれど、フレッシュさが際立っていました。

続いてビアードパパのシュークリーム、55バーツ (190円)。ひと口パクリ。あれ?それほど甘くない?・・・ていうかだいぶ甘さ控えめだな。シューの香ばしさはさすがですが、今回味わいたいのはクリームの方。

うーん、クリーム自体は結構シンプル。言い方はなんですが、まあ値段なりの味というか、単調なんですね。深みがない。美味しかったですが、でもドリアンとくらべたら、ドリアンの方がずっと甘いし、味の構成要素も複雑。

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ということで、やっぱり土俵も違うし勝負になりませんでした。このドリアンも他の品種にくらべたらあっさりめの味わいと思っていましたが、シュークリームとくらべたらはるかに奥行きがありました。結局何も問題解決せず。。

ドリアンが苦手な人へ

ドリアンが苦手な人におすすめの食べ方があります (苦手なら食べなければいい、と言われたらそのとおりですが・・・)。それは、アイスドリアン。ラップでぐるぐる巻きにして冷凍しましょう。冷凍してもカチカチにならず、食感はほぼアイスクリーム。臭いもだいぶなくなります (そんな気がします)。

ちなみに自分はもう鼻がバカになっているのか、ドリアンは甘くていい匂いだと思いこそすれ、臭い (くさい) とはぜんぜん思わなくなりました。

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