肉骨茶(バクテー Bak Kut Teh)はぶつ切りの豚肉(あばらや内臓)を漢方薬に用いる生薬と中国醤油で煮込んだ料理で、タイにもありますが主にマレーシアやシンガポールで盛んに食べられています。マレーシアは黒い醤油系スープ、シンガポールはコショウが効いた白濁スープ、なのかな。ということで、バンコクでいくつかお店をまわってみました。
義肉骨茶(イー・バクテー)
中華街(ヤワラー)の老舗、肉骨茶専門店
土鍋グツグツ、白菜タップリ、1人前120B/420円、揚げパン15B/50円
白菜の下にはお肉いろいろ、湯葉、キノコ。それほど漢方薬臭くはなく食べやすい。イメージ通りのバクテーといった感じで王道の美味しさ。揚げパンはあまりカリカリ感なく柔らかめでお年寄りにも優しげ。客層は地元年配者とアジア系旅行者。中華街に行くのが面倒でなければ一番のおすすめです。
CHU(チュー)
スクンビットSoi 49、人気の麺屋セーウの横
器がふたつ、スープタップリ、120B/420円+17%、揚げパン40B/140円+17%
肋肉けっこう大きく食べごたえあり。モツは腸とレバー。スープは漢方臭さもなくラーメンスープのようで美味しい。揚げパンは食感ガリガリ。客層は地元若者と欧米系旅行者。店内(2階)はおしゃれ空間。他にもいろいろメニューあり。
Seng Huat(センフアット・バクテー)
MRTタイ文化センター駅から東に1.4km
高温!火傷注意、Mサイズ380B/1330円、揚げパン20B/70円
120Bで各部位(肉・内臓)単品も9種類ありますが、お肉がミックスされたものはMサイズのこれしかなかった。複数で来店するのが吉。味は普通。揚げパンはイマイチ。でも汁なしバクテーがあるのはここだけなので、意外と本格派のお店なのかも。簡単な野菜メニューがあります。
好味点心
ホイクワンの点心のお店、火鍋食べ放題が人気
エノキたくさん、湯葉も、100B/350円
お肉の量はほどほど、やはりここでは火鍋の方がおすすめ
Song Fa(ソンファ・バクテー)
セントラルワールドに堂々オープン、シンガポールの人気店
見た目よし、写真は大サイズ250B/875円 (小220B/770円)、揚げパン50B/175円
味はほぼラーメンスープなので薬膳ぽさを求める人には評価低いかも(ニンニクは皮ごとゴロゴロ入っています)。でも単純に美味しいです。お肉の量が多く食べごたえもあります。なんといってもスープのおかわり自由というのが嬉しい。しかも熱々。自分はおかわり3杯もらいました。計4杯はさすがにお腹タプタプになりましたが。揚げパンも一番美味しかったな。