A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

インドネシアのバティック

バティック探し1 最初の1枚

インドネシアではバティックシャツが正装です。役所の上層部に会う時はバティックもしくはスーツにネクタイ。ならばネクタイ不要で見た目も涼し気なバティックが良かろうということで、赴任後すぐにいろいろショッピングモールをまわってみたのですが、これがなかなか適当なものが見つからず。

とにかく、驚くほど値段が高いんです。フィジーのブラシャツ(アロハシャツ)も正装だったのですが、1枚せいぜい2000~3000円。そんな感覚でショップのバティックを見始めたら、ちょっといいなと思うものは軒並み2万円以上。高いのは6万円、7万円、安いのでも5000円。さらにローカルなデパートに行けばもっと安いものもありましたが、さすがにクオリティーが上の人に会えるレベルではありません。

結局、5000円で見た目そこそこのバティックを1枚購入しました。でも、なんだか納得いかないなー。どうせなら手描きの良いものもほしいし。バティック探し、まだまだ続く。

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バティック探し2 パサラヤ

なかなか納得いかないバティック選び。そもそも本場中の本場でなぜこんなにも良いもの (=お値段そこそこで見た目が良いもの) が売っていないの? そう不満に思いつつ、今度はネットで情報を見つけた Pasaraya Grande へ。いやはや、驚きました。ここは1フロアー全部バティックでした。思わず興奮。ここで見つからないわけがない!

と思いきや、いざ探し始めてみると、言うほどピンと来るものはありません。さらに、量がありすぎるというのも困ったもので、最初は1枚1枚ちゃんと柄を確認していましたが、そのうちチラ見ですますようになり、後半はもう目が疲れてヘトヘトになり、ついにはギブアップ。自分でも何がほしいのかわからなくなり、這々の体で帰宅したのでした。

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バティック探し3 テキスタイル博物館

今までは「なんか一着いいバティックがほしいなー」程度に思っていた自分ですが、このところ毎日ネットでいろいろなバティックを眺めていて、知れば知るほどバティックに魅力を感じるようになり、またその迷宮に陥りそうな今日この頃。これはよほど本気にならないといいものは買えないぞと気を引き締めています。

そして今日、ジャカルタのテキスタイル博物館(繊維博物館、織物美術館)併設のバティックギャラリーを訪れて、「やっぱりこれかな?」というちょっと確信ぽいものが芽生えて、一歩前進したような気になっていたわけですが、その後サリナデパートとパサラヤで千枚以上のバティック(シャツ、布地)を見て、やっぱり迷宮だなーと感じています。

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それにしても、バティックギャラリーはすごかったです。展示品はどれも吸い込まれそうになるほどの逸品揃い。ここでちょっと目が肥えてしまったのか、デパートで売られているシャツのなんと味気ないことか (ほとんどは手書きではなくプリント品)。布地もたくさん売っていましたが、「あ!これ!」とピンときたもの (最後の写真) はどれも5万円以上。結局いいものは高いんですね・・・。(T_T)

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あらためてデパートをチェック。バティックの伝統的なデザインがなんとなくわかってきました。

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ひと目見て「いいな」と思いましたが、ひとつ (シャツ1着分+α) 5万円以上・・・。

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バティック探しの旅

今日初めてインドネシアの鉄道に乗りました。行き先はジャティバラン。鉄道になるとだいぶローカルな世界かと思い、不安になって一応簡単なインドネシア語を覚えていきましたが、インドネシアの上野駅と言われる長距離電車の始発駅であるガンビール駅は、さすがに外国人の利用者も多いのでしょう、窓口スタッフは普通に英語で対応してくれました。

予定の7時30分から18分遅れでガンビール駅を出発。ジャカルタからジャティバランは距離にして179km、2時間ちょっとの旅です。指定席のエグゼクティブクラスは185,000ルピア(1650円)で、意外と高いなと思いました。その分エアコンとリクライニングが快適、と言いたいところですが、全体的に車両の古さは否めませんでした。

それでも車窓から見える田園風景に心を癒やされ、あっという間にジャティバランに到着。この町は特に何があるわけでもありません。駅前の市場が衝撃的に汚かったなと、今も瞼の裏に浮かび上がりますが。実はこの旅の目的はここからさらに30分先。続きは次の投稿で。

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バティック巡り in インドラマユ

1枚ちゃんとした手描き(トゥリス)のバティックがほしいとずっと思っていました。ネットを見たり本を読んだり、それなりに知識がついてくると多少は目が肥えてきて、そうしてあらためてバティック屋を回ると、気にいったものは軒並み価格が高いという事実にため息がもれました。

どれくらい高いかというと、手描きで1万円だとかなり質素な感じ。2万円以上でやっとちゃんとした感じになり、さらに手が込んでいてこれはすごいなと思うものは5万円、6万円の世界です。たかだかシャツ1着分の布がですよ。本当に値段なりの価値があるのか、正直疑問に思ったりもするわけです。

そこで、手描きだけれど片面なのでリーズナブル、デザインも緻密な幾何学模様とは対局にあるような自然の草木やお魚を素朴かつ大胆なタッチで描いた「インドラマユ」のバティックに、自分的白羽の矢が立ちました。そうはいってもやはりジャカルタでは高いので、これはもうインドラマユに行くしかありません。

そんなこんなで鉄道の旅に出て、無事ジャティバラン駅に降り立つと、チャーターした車で30分かけてインドラマユの町に移動しました。行く前はかなり不安でしたが、想像していたよりずっと簡単にバティック屋にたどり着くと、手描きのバティックをじっくり吟味。あれこれ迷いましたが、インドラマユらしい、素朴なデザインのものを何枚かゲットすることができました。

Mulia Batik (1枚23万ルピア=2000円)

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Paoman Arts (1枚28万ルピア=2500円)

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実のところ、今回はちょっと残念でした。高くても良いからもっと高品質なものを買おうと思っていたのに、そもそも高い品物がありませんでした。イ ンドラマユで5000円以上出せばけっこういいものが買えるはずなのに。でも工房ではかなり手の込んだものを制作中だったので、予算とデザインの希望を伝えて注文するシステムなのかもしれません。以下、買ってきたものです。

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バティックトゥリス

手描きのバティック (バティック・トゥリス) も買ったし、いよいよシャツ作りに進もうかなと思いましたが、その前にもう一度バティック屋で相場感を確かめようと、バティックの殿堂 "Pasaraya" に行ってきました。

インドラマユ製はありませんでしたが、ソロやプカロンガンなど有名どころがたくさん並んでいて、どれも生地だけで5万円、6万円。確かに素晴らしいのですが、もうため息しか出ません。

しかし今日は旧正月のセールをやっていて、バティック全品40%オフとのこと。5万円が3万円か・・・、一瞬悩んだけれどすぐに「ないない」と気づきまたため息。しかし40%オフでもペイするということは、その地方に行けばきっと半額で買えるということだな。よしよし。

広いフロアーをくまなく見ているうちに、去年来た時、手描き感がけっこう良くてまあまあ気に入ったけれど高くて買わなかったバティックシャツが売れ残っているのを見つけました。78万ルピア(7000円)では躊躇しましたが、4200円ならばと即決。帰宅してあらためて羽織ってみると、やはり機械プリントシャツとは雰囲気がぜんぜん違います。

去年は「ヘタウマ?」とか思っていましたが、今となってはむしろ「味」と思えるので、人間の感性とは不思議なものです。

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インドネシア工芸展 2016

インドネシア最大規模の工芸展 Inacraft 2016 に行ってきました。オフィスのインドネシア人が「バティックがすごい数出てるから絶対行くべき」と興奮気味にすすめてきたので、土曜日に3万円ほど握りしめて。

会場は、とにかく広い! そしてブースが無数にあります。最初はまず一回りしようと考えていましたが、すぐにあきらめました。それどころか、一度見て気に入ったバティックがあっても、お店にもう一度たどり着くのも難しいという・・・。

マドゥラ、チルボンという個人的にもっとも興味のあるバティック屋もちらほら。こういうイベントに自信を持って出してくるだけあって、どれも精緻で見事なデザインです。当然、お値段は200~600万ルピア (18,000~54,000円)。く~・・・、やっぱりどうせならいつか現地に行って買おう。

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ソロのバティック

中部ジャワ州の首都ソロ。バティックがつとに有名ですが、その伝統的なモチーフはといえば、正直かなり地味な方。幾何学模様に、茶色、黄色、青が基本。あまりにもシブすぎて、これまで食指が動くことはありませんでした。

ところが旅とは不思議なもので、ソロというその土地に行ってみると、ムラムラと物欲が湧いてきました。「有名なバティック屋があれば連れていってほしい」 タクシーにそう頼むと、運転手が何も迷わず向かった先は、Batik Omah Laweyan

あとで調べましたが、ラウェヤン地区はバティック屋の密集地。その中でもこのお店は、なかなかの評判でした。できるだけソロ伝統の柄と色使いがほしいと、店内をくまなく物色しましたが、なんだかどうにもピンと来ない。

シャツは何百着とあるのですが、伝統的なモチーフは鳴りをひそめ、モダンな柄が幅を利かせています。こんなんじゃないのになあと半分あきらめかけましたが、かろうじてほしいと思えるものが。でも、これはもともと自分が好きな、ジャワ島北沿岸部によくある魚介柄 (エビ) です。

結局こういうのが好きなんだな、まいっか、と思ってすぐに購入を決めました。別の土地柄のモチーフですが、色使いは土気色でなんともソロらしい地味さです (実物は写真より黄土色が強い)。こんなのもまあ面白いではないですか。

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バティックシャツを作ろう (1)

お気に入りのバティック (布) を買って、仕立て屋で自分だけのシャツを作る。1年前からやってみたかったのですが、重い腰がなかなか上がりませんでした。それもそのはず、仕立て屋の連絡先はもらったものの、「SMSで連絡すれば家まで来てくれるよ、バハサ (インドネシア語) になるけど」という、あまりにもハードルの高い入り口。

しかし今日ようやく一念発起。といっても、個人ベースで連絡をとるのは無理と判断し、仕立て屋さんの殿堂、パサール・マエスティック (Pasar Mayestik) にほとんど情報もないままとにかく行ってみることにしました。パサールの2階 (D階、Mz階、1階、2階) に上がっていくと、それはもう何十という仕立て屋が、小さな間口の店の前にミシン1個を置いて、ひたすら縫製作業に没頭していました。

果たしてこの中のどれが良い店なのか、まったく見当がつかない。あらためてGoogle検索を始める自分。ふむ、どうやら Lily Mode's というお店が日本人御用達らしい (ただし2013年のブログ情報)。広いフロアーをくまなく歩いてようやくお店を見つけましたが (位置的には南西角)、残念ながら閉まっていました。向かいの店のおじさんが、明日は開いているよと教えてくれましたが。

バティックシャツを作ろう (2)

その1で下見をしたお店、パサール・マエスティックのLily Mode'sに行ってきました。先週日曜日とはうってかわって、この土曜日はフロアーのお店もフル稼働。歩くのが大変なほどお客さんでごった返していました。

お店に着いたらさっそくバティック(生地)を取り出し、シャツを作りたいと伝えると、いきなりワーッとインドネシア語でしゃべってきました。少しは日本語か英語が通じるかなと期待していたのですが・・・。

まあでもシャツを作りたいことはすぐにわかってもらえ、あとは身振り手振りと店主のスケッチで簡単にデザインを決め、寸法を測られると、長袖シャツの縫製代金30万ルピア (2400円) のうち10万ルピアを手付金として払いました。この間10分足らず。

1週間後にまた来いと言われました。たぶん仮縫いで一度確認作業とかあるのかな。どうなるのかな。楽しみ。

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バティックシャツを作ろう (3)

実は途中で1回空振りがあったものの、概ね予定どおり、バティックシャツができあがりました。初めてのことなのでもうそれだけで嬉しいのですが、写真を見てお気付きのとおり、そこはかとなく漂う「パジャマ感」は否めません。そして、やはり役所に着ていく感じではないかも・・・ (まあバティックの柄がそもそも)。

縫製に関しては、とくに問題ないレベル。というか合わせ目で絵柄があまりずれないようにするのって、バティックシャツ独特のノウハウなのかも。日本だと難しいかもしれませんね。これで30万ルピア (2400円) です。パサール・マエスティックの Lily Mode's、いかがでしょうか。

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インドネシア工芸展2017

年に一度開催されるインドネシア工芸展(INACRAFT 2017)に行って、再びバティックの世界に魅了されてきました。去年は何もわからなくなって結局何も買えませんでしたが、今年は、二日がかりで攻めようと考えています。今日は良さそうなバティックのお店を3つにしぼりました。明日はいよいよ本気で選びます。

グルッと見た中で、チルボンやソロのバティックはやはりいいのですが、今日はラセムのバティックがあらためてすごいなと思いました。ラセムでどれか、と今はそんな気分。明日になればわからないけれど。

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INACRAFT2017:戦利品

昨日の下見のおかけで今日は効率よくバティックを購入できました。買おうと決めていたラセムのバティック (青と茶と黄色の柄) に加え、チルボンのメガムンドゥン (雲の柄)、好きなモチーフの海老・魚 (藍染)。最終日なので昨日より安くなっていてラッキーでした。

いいなあと思って昨日ながめていたチルボンのバティックは、それぞれ 7ジュタ (700万Rp=5万6000円)、9ジュタ(900万Rp=8万1000円)だったので断念。聞くまでもなくこれは高いよなあと思っていたけれど、聞いたら本当に高かった。

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バティック巡り in インドラマユ (2)

週末、5人で車を借り上げインドラマユに行ってきました。バティック屋巡りとローカルグルメ堪能の旅。自分はインドラマユ2回目ですが、今回はさらに楽しかった。

バティック屋
パオマン地区が有名。下の地図の通りショップはたくさんありますが、今回は下に書いた4店舗訪問。ジャカルタから車で片道5時間かかるので、時間的にいっぱいいっぱいでした。

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インドラマユのバティックの特徴
手描きのバティック(Batik Tulis)が30万ルピア(2400円)くらいから。そう、インドラマユのバティックは安いんです。チャップ(スタンプ)と手塗りの組合せだと10万ルピア(800円)くらいからあります。モチーフは魚介、鳥、草木など。エビ・カニ・魚はもれなくワイルドで勢いのあるタッチ、鳥・草木はどこかユーモラスで温かみのある絵柄です。細密画には程遠く、色合いも少なめ、蝋を置くのも片面なので、だから安いのですが、自分はそんな素朴なインドラマユのバティックが大好きです。

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もうひとつの特徴が、チョンプロンガンという剣山のような針の束でつける小さな点々模様。手間がかかるので一時期廃れたようですが、今も数は少ないもののちらほら見かけます。これも独特の味。

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Paoman Art Batik
品揃えが良い割に価格が安めのPaoman Artは、インドラマユに来たらまず訪問すべきお店。自分はここで前回も今回も、魚介モチーフのバティックを買いました。敷地に工房があります。(ブログの上の方に写真あり)

Batik Bintang
今回の4店舗では一番小さなお店。品揃えはかなり限られていましたが、一緒に行った5人のうち2人はここで1枚ずつ買いました。ピンとくるツボはそれぞれ違うので、良いものがあるかないか、お店の大きさはあまり関係ないようです。

Batik Surya
Google Mapではレビュー何も無しでしたが、かなりいい感じのお店。結局我々、ここで一番買ったんじゃないかな。お店の奥からアンティークのバティックを出してきて見せてくれました。Paoman Artのエビ・カニとはまた違った味のある、さらにワイルドなエビ・カニがありました。

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Senang Hati Batik
店員が片言の日本語を話します。品揃えは豊富な方。明るいお店で買いやすいです。自分もここでようやくチョンプロンガンのバティックを買うことができました。頼むと工房まで連れて行って見学させてくれます (お店からは離れています)。

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RM Panorama (パノラマレストラン)
ランチは海側にあるこのお店と決めていました。目当てはインドラマユの名物料理「Pindang Gombyang(発音はゴンビヤン?)」。魚の頭の料理です (カレー味)。もうひとつ、イカン・バカル (焼き魚) は数種類ありましたが、地元の魚っぽい「Etong(エトン)」をオーダー (たぶんハギの仲間)。どちらもとても美味しかったです。旅先でローカルグルメに舌鼓、最高です。お店が水上コテージ風なのも良かった (海ではなく池の上ですが)。

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バティック製作体験

ジャカルタの繊維博物館(テキスタイル博物館)で体験したバティック作りが意外と本格的でした。

ろうけつ染めという名前の通り、まずは白い布に書いた下絵の線を、丁寧にロウでなぞっていきます。ひと通りできたところでスタッフに声をかけると、今度は裏側からも同じように線をなぞれとの指示。それが終わったらさらに余白を埋める作業。

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30分以上かけてようやくロウを置く作業が仕上がると、いよいよ染めの工程です。ここからはスタッフ任せ。縁取りをした後水で洗い、染料液につけ、もう一度何かで洗浄。

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最後に鍋のお湯に浸してロウを落としたら完成。

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素人が見よう見まねで作ったとは思えない、綺麗かつなんとも味のあるバティックができあがりました。

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これだけ本格的に楽しめるのに、料金はわずか4万ルピア(320円)、そのうち5000ルピア(40円)は博物館の入場料です。これはぜひ体験してみてください。