A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

インドネシアのザリガニファーム(再録)

1927 (昭和2) 年5月12日、食用蛙の餌としてアメリカからアメリカザリガニが神奈川県に持ち込まれました。そのため、5月12日は「ザリガニの日」とされています。

当時アメリカザリガニが持ち込まれた数はわずか20匹ほどでしたが、逃げ出した個体が爆発的に繁殖し、全国的にその個数を増やしたことで1960年代には九州一帯でも確認されるまでになったそうです。

今となっては日本で淡水ザリガニを食べられる場所はかなり限られていると思いますが、世界の国・地域によっては高級食材として今でも珍重されています。

自分は子供の頃一度 (もちろん日本で)、大人になってからはインドネシアで一度、ザリガニをいただきました。いずれもエビのようで美味しかった記憶があります。

では、そんなザリガニの、インドネシアの過去記事を再録したいと思います。写真増量で。

ザリガニファーム (2017年インドネシア)

ジャカルタの南タンゲラン地区ビンタロにあるBFC (Bintaro Fishing Center) Mini Farmに行って、ザリガニやカメ、ウサギ、ハリネズミについて勉強してきました (ウソ、見て触って食べて楽しんできただけ)。*Map

まずはザリガニ。インドネシア在来種は小さい脚が5対あるのが特徴だそうです。現在ファームにはオーストラリア産の普通の小脚4対のものしかいませんが、壁には堂々4kgの在来種レプリカが飾ってありました。ほぼ伊勢海老ですね。

スタッフがザリガニの雌雄の見分け方を教えてくれた後は、ザリガニを持ってピース写真を撮れと言われます。お決まりなんでしょうね。

続いてカメを4種ほど見て触って、そしてウサギの餌やりと触れ合いコーナー。

池の鯉に餌をやったあとはザリガニ捕獲体験ですが、自分はパス。人が来ると嬉しくてピョンピョン飛び跳ねる犬たちを横目に、いよいよ世界最大規模であると自慢のハリネズミファームへ。

現在、体毛の色で16種類に区別し、500匹も飼育しているそうです。ハリネズミって泳げるんですね。泳がされた子はたまったもんじゃなかったでしょうけど。この後シャンプーされていたし。

だいたいみんなゴロゴロと横になって寝ていましたが (スタッフに起こされ持ち上げられていました、申し訳ない)、ハリネズミの赤ちゃんもたくさんいて、かなり癒やされました。

最後は本日のメインイベント、いや、メインディッシュ、ザリガニの実食です。ぜんぶハサミが小さくいわゆる「カニの爪」に当たるものがなかったのは残念ですが、味は良かったです。エビに似ている。まあエビの方が美味しいか。いや、これも十分美味しかった。ひと皿10万ルピア (900円) はインドネシアにしては高め。(※当時の価格です)

ファームの入場料6万ルピア (540円) もインドネシアにしては値段が高く最初「えっ?!」と思いましたが、結局2時間たっぷり楽しみましたし、最後にカメの置物のお土産をもらったので大満足でした。