ブログを引っ越した際、さすがに話がみみっちいなと思い、なんとなく削除していた過去記事「ものの値段」。2016年にジャカルタで暮らしていた時のことですが、最近またウズベキスタンで、現地の食事にくらべたらカフェのスイーツや洋食などあれこれが、ずいぶん割高感があるなと思い、今後あらためて検証する前フリに、その過去記事を再録します。
ものの値段@ジャカルタ
週末の午後、少し歩いてチーズケーキのお店「Cheesess」に行きました。小さな店内のショーケースには予想を遥かに上回る値札がずらり。迷いましたが、手ぶらで帰るのもしゃくだったので、とりあえず一番小さい10cmのニューヨークチーズケーキを購入。16万ルピア/1300円 (注: 当時のレート) もしました。手のひらサイズなのに。
16万ルピアがこちらでどの程度の価値かというと、300gのサーロインステーキやうなぎの蒲焼きが食べられます。1000円前後で和食屋のランチ (カツ丼セットや寿司定食) もいけます。
ボリュームたっぷりなレジェンドオブヌードルの海鮮チャンポンなら2杯、ドリアンだったら小ぶりのを3個、マンガブサルのお肉たっぷり麺が4杯、サテ・カンビン (山羊の串焼き) は5本3万ルピアを5皿とちょい。
最近お気に入りのフランシスアルチザンのチョコパンが8袋 (40個)、日清カップヌードルなら18~20個、インドネシア製のカップ麺 (ポップミー) だったら40個も買うことができます。
食べ物の値段付けには相応の理由があります。きっとこの高いチーズケーキにもそれなりの価値はあるはずです。すぐに次のお客が来ていたし、それなりに売れてもいる様子。それにしても、こうしてあらためて食べ物の値段を比較してみたら、なんだか罪悪感すらわいてきました。
しかも、家に帰って箱を開けてみたら、オーダーとは違うキョウトホワイトが出てきました。これはショック。キョウトホワイトって確かホワイトチョコとチーズなんですよね。ホワイトチョコの味わい方がよくわからないので、なんだかとっても残念な味でした。味がしないというか・・・。
これがちゃんとニューヨークチーズケーキだったら、と思いはしますが、もう行かないかな。調子にのってセレブな (値段の) スイーツに手を出した自分を反省・・・。