A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

丸焼き・姿焼き料理いろいろ

日本では魚を除いて「動物をほぼその姿のまま丸ごと調理する」料理はほとんどないように思います。少なくとも自分は食べたことがないし、そんな料理も思い浮かびません。

日本ではもともと家畜・牧畜文化が弱く、中世から近世にかけては四足獣食も忌避されていたことから、豚・山羊などを丸焼き調理する文化も育ちませんでした。

また、日本は早くから部位別調理が発達し (魚の三枚おろし・鳥の部位分解・獣の細かい部位名と用途分化)、「丸ごと焼く=粗野」という価値観が形成されました (魚を除く)。

世界には、丸焼き・姿焼き料理がたくさんあります。その一部、自分も各地でいただいたものを、いくつかご紹介します。

羊@サウジアラビア
結婚式など盛大なパーティーで、最大級のもてなし料理として出されるのが、カブサとマンディー。大皿に山盛りの炊き込みご飯、そこにドンと鎮座するのは、羊の丸焼きもしくは丸茹でです。頭もついていますが、これは脳を食べるため。脳はご馳走です。

豚@トンガなど
豚の丸焼きは世界各地にありますね。写真はトンガでいただいたプアカ (トンガ語で豚)。子豚を人の手でじっくり焼き上げます。皮はパリパリ、お肉ジューシーで本当に美味しかった。

他にもフィリピン (セブ島)、インドネシア (バリ島)、タイ (バンコク) で豚の丸焼き・丸揚げをいただきましたが、トンガが一番美味しかったですよ。

アヒル@タイ
タイ中華は中国潮州料理の流れをくんでいます。バンコクにはローストダック専門店がたくさんあり、写真のような光景をよく目にします。首を吊られているようでちょっと痛々しい。

スッポン@インドネシア
ジャカルタの華人街マンガブサルにあるスッポン鍋屋によく行っていました。カットされた状態で出てきますが、丸ごと1匹使われています。インドネシアで初めてこんなにしっかりスッポンの姿を意識して食べましたよ。

魚@タイ
魚の丸焼き・丸揚げ・丸蒸しはどの国でも一般的なので、中でも自分が一番好きな、タイのプラートゥーを。バキッと頭を90度へし折られ、どこかユーモラス。