海外にいる時はわりとよく肉団子 (ミートボール、フィッシュボール) を食べていました。インドネシアとタイは肉団子天国ですからね、その気になれば毎日でも。
日本ではどちらかと言うと自分で作るものという意識があって (とくにお鍋)、お店で肉団子を食べたことはほとんどありません。せいぜい回転寿司のミートボール軍艦 (←けっこう好き)。
では、これまで食べてきた肉団子をあれこれご紹介します。インドネシアの肉団子は健康面で問題視もされていました。あまり気にせず食べていましたけどね。今はどうなんだろう、改善されたかな。
インドネシア
バッソ (バクソ/Bakso、バソ/Baso) はインドネシアの肉団子で、牛肉で作ることが多いですが、鶏肉・魚・海老などもあります。きめの細かいすり身をしっかり固めているので、食感はみっちり。大きさは様々で、ソフトボール大のものも。
「団子イン団子」もそう珍しいメニューではありません。店頭で大きな肉団子があったらぜひお試しを。
タイ
タイこそ団子天国かもしれません。材料は魚・エビ/イカ・豚・牛・鶏など多彩。自分はフィッシュボールを本当にたくさん食べました (インドネシアは牛肉が一番多かった)。とても全部は紹介しきれません。
まずはフィッシュボール。店頭で団子を販売しているお店では、店内のタイラーメンのトッピングも当然それ。自分のお気に入り店を探す楽しみがありました (⇒過去記事)。
タイラーメンの屋台も様々な団子 (主にフィッシュボール) を取りそろえています。
ビーフスープ、ビーフヌードルも一大ジャンルでした。そういうお店は基本、牛肉団子しかありません (豚はあるかも)。ビーフヌードルのトッピングにフィッシュボールというのは聞いたことがありませんね。
バンコクでは豚肉団子はとちらかというとマイナーだったと思います。もちろん、あるところにはありましたが。味は牛肉よりあっさりめ。
スパンブリからの帰路、「サムチュック百年市場」では巨大な豚肉団子があちこちで売られていて驚きました。ひとつ試食してみたらハンペンみたいにプカプカした柔らかい食感で美味しかったです。
ウズベキスタン
肉団子スープなどで時々いただきました。小さな肉団子はたいてい旨味が抜けていましたが、その分スープは美味しかったです。
たぶんもともとロシア料理の「テフテリ」。大きい肉団子でお米なども入っているため煮込んでも固くならず、お肉の旨味もしっかり残っていて美味しかったです。
ミートボールスパゲティ。アメリカ人好みなんでしょうか。なんとなく心惹かれていただきましたが、まあ、うん、美味しかったかな。
ウズベキスタンにはひき肉を丸めた肉団子ではなく、粗切りのお肉を薄切りのお肉で巻いたまさにお肉100%の肉団子があり、ブハラ風スープと名付けられていました。
モロッコ風ミートボール
サウジアラビアの首都リヤドにあったモロッコ料理屋でいただいたミートボールのタジン鍋。ラム肉団子はややクセありでしたが、トマトソースでいい感じに仕上がっていました。
それにしてもクスクスは口の中の水分をもっていかれて食べにくかったなあと。
スウェーデン風ミートボール
バンコクのスウェーデン料理屋でいただいたミートボール。それまでIKEAのミートボールは何度か食べていましたが、ちゃんとしたレストランだとお味の方もひとしお。
IKEAのミートボールも美味しいですけどね。リヤド、ジャカルタ、バンコクのIKEAでいただきました (写真はバンコク)。いつも一緒にスモークサーモンも。
以上です。トルコ料理のキョフテやアラブ料理のクッバ (キッベ) も肉団子といえばそうなのですが、いい写真がなかったので割愛。
ちなみに、「さわやか」のげんこつハンバーグは出てくる時はまん丸なので、見た目は大きな肉団子みたいです。これを店員さんがテーブルで半分にカットしてさらに焼き目をつけてくれます。肉団子とハンバークって違うんですよね、きっとスパイスとかソースとか。