プロフにラグマン、マンティにシャシリク、ウズベキスタン料理はこれまでたくさん食べてきましたが、あいかわらず何を食べても美味しい毎日です。
自分の場合、そんなウズベキスタン料理のルーティンの中には、EVOS や Oqtepa Lavash などローカルのファストフードチェーン店も入っています。
ラヴァシュとかドネルサンドイッチなんか日本ではなかなか食べられませんからね、それらはローカルフードと認識していただいています。
そうしたお店でたまには普通のハンバーガーを買うこともあるのですが、やけに値段が高く、自分で頼んでおいて「え?!」とモヤモヤした感情に満たされることも。
1個でしっかりお腹にたまるという点から、ダブルチーズバーガーで見てみましょう。Oqtepa Lavash も EVOS も同額で、お値段1個48,000スム/576円。
こちらが Oqtepa Lavash のダブルチーズバーガー (ビッグチーズバーガー)。ずっしり重い。厚めのパティ2枚の存在感は圧倒的で、値段は高いけれど食べ応えは十分です。
パティはつなぎ多めでやや練り物系なので、パティはビーフ100%であるべしという人からは評価低いかも。自分的にはこれくらいがクセもなく食べやすかったりします。
2025年現在、プロフもラグマンも標準的な値段は1皿40,000スム/480円ですから、「なんでハンバーガーがこんなに高いの?!」と思わず心の声が漏れたりします。
下のプロフ、どれも36,000~40,000スムですが、ハンバーガーより調理に手間がかかるだろうし、材料費も高いだろうし、何よりボリュームがすごいです。なのに。。
ラグマンもそう。下の4つはどれも39,000~40,000スム。料理としての完成度、手間のかけ方は、ハンバーガーがラグマン以上ということはないのでは?
そうは言っても時々ハンバーガーが食べたくなるのは自分ですから、まあ仕方ないのですが。それにしたってねえ、やっぱりなんだか腑に落ちない。。
もともとこんな感じだったっけかなと気になったので、以前の値段を調べてみました。2年前、ウズベキスタンに来たばかりの頃はそこまで気にしていなかったような。
■EVOS ダブルチーズバーガー
・2023年4月:35,000スム
・2025年3月:48,000スム
・値上がり率:37%
■Osh Amiri プロフ
・2023年5月:31,000スム
・2025年1月:36,000スム
・値上がり率:16%
■Anjir プロフ
・2023年5月:30,000スム
・2025年2月:38,000スム
・値上がり率:26%
■Tarnov ラグマン
・2023年4月:33,000スム
・2025年2月:40,000スム
・値上がり率:21%
■Sardoba ラグマン
・2023年3月:31,000スム
・2025年2月:39,000スム
・値上がり率:26%
やはりそうでした、ハンバーガーの方がもともと高かったですが、この2年間の値上がり率がプロフやラグマンよりさらに高いので、以前よりハンバーガーの方がどんどん割高に感じるようになったわけです。
ざっくり言うと、2年前はハンバーガーの方が「1割高かった」のが、今では「2割高い」という計算です。なるほど、とりあえずモヤモヤ感はすっきりしました。
その上で、なぜハンバーガーは普通のご飯より高いのかという問題はぜんぜん解決していないのですが。
* * *
何もこれはウズベキスタンだけの現象ではありません。自分の経験的にも各国でこの傾向はあって、ハンバーガーは普通のご飯物にくらべて割高に感じます。
以下、日本・インドネシア・タイというアジアのみの比較ですが、3ヶ国の吉野家の牛丼並盛と、マクドナルドのダブルチーズバーガーの値段です。
さすがに吉牛より高いということはないのですが、インドネシアとタイはローカルのご飯なら吉牛の半額で食べられますから、やはりハンバーガーは割高だなと。
■日本:吉牛498円、ダブチ450円
■インドネシア : 吉牛506円、ダブチ388円
■タイ:吉牛704円、ダブチ615円
なぜハンバーガーは高いのか?という疑問は、ネット記事をいくら読んでも、結局わからないままです。チェーン店ですらそう感じるのに、個人店なんてもっとだしな。