前から気になっていた「ジョノンチキン (Jonon Chicken)」というローストチキン屋さんに行ってきました。以前、一度お店に行った時はなぜか閉まっていて断念。そして今回、ようやくの訪問です。
ウズベキスタンで外食する場合、お肉と言えばまずラム、次いでビーフです。おそらくチキンはあまり人気がないのかなと想像しますが、実際にはKFCもあれば、チキンメニューを主力にしたお店もそれなりにあります。
そんなお店のひとつがここ、ジョノンチキン。地下鉄ハルクラル・ドストリギ駅の近くで、ソイレストランやカモロンプロフセンターなど人気のお店が軒を連ねる通りにあります (Map)。
KFCみたいなファストフード店かと思っていましたが、もっとちゃんとしたお店でした。店内は落ち着いた雰囲気。
主力メニューはローストチキン (Jonon Chicken)。単品51,000スム/610円 (支払時に10%税金)。小ぶりながら丸々1羽です。もうひとつのフラドチキンメニューは「KFC」という名前。ウズベキスタンあるあるですね。
今回はセットを注文。77,000スム/920円でポテト、パン、チキン用ソース、ケチャップがついてきます。1人前としてはチキンが多いと思うのですが、向かいの男性2人組はチキン2個のセットを頼んでいたので、やはり1人1羽なんですね。
チキンが運ばれてくるまで思っていたより時間がかかりましたが (15分くらい)、きちんと仕上げ調理をしていたのでしょう (さすがに一から作ってはいないかなと)。熱々ジューシーで香り高い一品が出てきました。
味付けはシンプル。少々の塩気とハーブの香りで、これがなかなかいい塩梅。ただし、仕上げとしてバターで焼いたのか、あるいは最後に溶かしバターをかけたのか、バターの香りが後追いで鼻に抜けてきます。
チキンて思いの外クセが強いというか肉の味が濃いので、さらにバターで追い打ちをかけるところがなんともウズベキスタンぽいとは思うものの、個人的にはちょっと重たすぎるかなと思ったり。
もちろん、そんな時のためにさっぱりしたトマトソースがついています。後半はトマトソースでビシャビシャにして、最後まで美味しくいただきました。丸々1羽ですからね、本当にお腹いっぱいになりました。
パンはウズベキスタンにしては珍しく食パン。最初はいつも食べるようなノンの方がいいのになと思ったりしましたが、お皿のバターとチキンの旨味が溶け込んだソースというか汁をパンにつけていただくと、これがまたなんとも美味しい。
食パンも噛むうちに甘味が出てくるし、さすがウズベキスタン、どんなパンでもやはり美味しいんだなと、あらためて感心した次第です。そしてふと、あることに気づきました。そう言えばあのお店も食パンだったなと。
■ローストチキン@ウゴロク (Map)※最初に貼ったウゴロクの地図リンクが間違っていたので修正しました
■フライドチキン@アミーゴ (Map)
タシケントのチキン屋のパンは食パンて決まりがあるのかなと、そう思うほど、外食で食パンを食べたのはこの3店だけなのでした。次はチキン単品でテイクアウトして、家で2回に分けて食べることにしよう。