A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

パラミツ(ジャックフルーツ)は美味しい

台風6号「カーヌン」が九州の西側海上を北に向かって進んでいます。今回はタイ語でパラミツ (ジャックフルーツ) を意味するカーヌン (カヌン) の名がつけられました。

パラミツは日本ではなかなかお目にかかれない食材ですが、自分はこれまでの海外生活で意外と食べていました。そこで、当ブログ過去記事からいくつかピックアップ (編集再録)。

ジャックフルーツのカレー@フィジー

フィジーの首都スバの野菜市場では、ジャックフルーツがたくさん売られています。こんなにゴツイものをどうやって食べるのか。それは、カレーです!

市場では店員さんがこれをひたすらほぐしています。一見すじっぽいですが、きちんと柔らかいところだけ取り分ければ、とても食べやすいです。まあ時々「木の根っ子?!」みたいなのもまじっていますが。

クセもなく、味も香りもあまりなく、なんでこんなのをわざわざ食べようと思ったのかちょっと不思議ですが、でもなんだか美味しいんですよね。ジャックフルーツのカレー、実はけっこうお気に入りです。

ジャックフルーツ生食@フィジー

それまでジャックフルーツはカレーでしか食べたことがありませんでした。スバの野菜マーケットで店員さんが黙々とほぐしているアレです。

先日、遊びに行ったお宅で出された黄色いフルーツ。香りにややクセがあってジューシーさには欠けるものの、甘酸っぱくて美味しい果物だなと思って食べていたのですが、それがよく熟れたジャックフルーツの実だと聞き、とても驚きました。

こんな食べ方もあるんですねと言ったら、逆にその人はカレーでは食べたことがないとのこと。二人で顔を見合わせて笑ってしまいました。

ドドル@インドネシア

アチェ州から買ってきたお土産のひとつ、ドドルは固めの羊羹といったインドネシアのお菓子です。ドリアン味、カカオ味を購入しました。一緒にいた人がジャックフルーツ味 (ナンカ/Nangka) を買っていたのでそちらとも交換。食べ心地はモッサリしてますが、甘くて懐かしい味です。他にもショウガ味とかありました。

ジャックフルーツのカレー@インドネシア

ジャワ島の東端、バニュワンギを訪れた初日の夜、地元料理が食べたいと言ったらタクシーが連れて行ってくれたお店、Pak Tris (トリスおじさん)。Googleマップにも載っていないのは看板すらないからか。でも大きな店構えで、料理はとても美味しかったです。

バニュワンギ名物なのかいまいち不安ですが、アヤム・プダス (Ayam Pedas=スパイシーチキン) はぜひ食べていただきたい。地鶏の旨味が口の中にジュワーです。火を通しすぎないのがいいですね。お皿の上の他の料理はジャックフルーツのミルクカレーと鶏腎臓の甘辛煮。白ご飯が熱々でうれしかった。お茶も頼んで合計200円しないという安さ。

雷魚とジャックフルーツのスープ@インドネシア

バンジャルマシンに旅行した際に食べたローカルグルメ。「ハルアン」は地元特産の淡水魚で、とても美味しい魚です。市場でも生きたまま売られていますが、写真のように水から出しても生きていられるくらい丈夫な魚なんでしょうね。と思って調べたら雷魚って出てきました。

ハルアンのグリルを食べたお店では、ジャックフルーツとカボチャのスープもいただきました。これも美味しかったなあ。

ナシ・グドゥッ@インドネシア

ジョグジャカルタはぜんぜん雨期に入らず例年より3~4度気温が高いそうですが (今日は36度)、一日中フィールドを歩きまわってヘトヘトになり、ようやく涼しい風が吹き始めた夕刻、さて何を食べようかとあれこれ考えたところ、やっぱりジョグジャカルタの郷土料理「グドゥッ (ジャックフルーツの甘煮)」しかないよなあと、前々から行きたかった老舗に突撃したのでした。

お店の名前は Bu Tjitro (ブ・チトロ) 。1925年から続くグドゥッ専門店で、開業当時から変わらぬオリジナルレシピを守っているそう。グドゥッの味についてはいろんなブログでとにかく甘いと書かれていますが、ここのお店のグドゥッは甘さもマイルドで酸味もあって、とっても奥深い味わいです。もっとパクパク一気にいきたい気持ちを抑え、ひと口ずつちゃんと味わいながらいただきました。

お皿には他に鶏もも肉、煮玉子、揚げた牛皮のピリ辛煮、テンペが載っていました。牛皮の辛さも他店とはちがってマイルド。「辛いの好きなんでしょ?」 と言わんばかりにたっぷりチリソースがついてきましたが、美味しかったけれどさすがに使ったのはちょっとだけ。とにかくどれも丁寧に作った料理だなあと感心しきりでした。さすが、90年も続くお店は違いますね。

カオニャオマムアン@タイ

マンゴーともち米という異色の組み合わせは、タイ料理 (スイーツ) の代表として今では海外でも広く知られるようになりました (カオニャオマムアン/マンゴースティッキーライス/Mango Sticky Rice)。色とりどりに着色されたもち米に最初は衝撃を受けましたが、見慣れるとこのにぎやかな雰囲気がたまりません。

自分の好きなお店はテイクアウト専門店 (ร้าน ช.ศรแก้ว@Chok Chai 4 St, Lat Phrao)。マンゴー+もち米=100B/350円、ジャックフルーツ+もち米=35B/120円。ココナッツミルクがふわっと香る塩気が効いたもち米と、完熟で甘酸っぱいマンゴーは相性抜群。いつもペロリです。

ジャックフルーツ (カヌン) はお米と一緒に食べるには甘みが足りなかったので、ついドリアンを買ってきて、ドリアンスティッキーライスにもしていただきました。