A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

熱帯夜に停電だってさーーーッ!

今週はとくに暑い日が続いているというのに、昨日の夕方アパートに帰ったら、あろうことか停電していました。

リモコンボタンを何度押してもエアコンがうんともすんとも言わない、本当にもうその絶望感たるや。

外の熱風にくらべたら室内の空気はまだ涼しいと感じたのも一瞬のこと、すぐにじんわりと汗が吹き出してくるのでした。

これが自分のアパートだけなら焦りや怒りも湧いてこようというものですが、いつものとおり、きっとこの地域一帯なんだろうなと考えると、自然とあきらめの境地に。

タシケントは思っていたより停電や断水が多いです。毎月何日かは、電気・水・お湯・ガスのどれかが停まっています。良くも悪くも、もう慣れたもの。

この日はちょうど家賃の集金日で、大家さんが5時から6時の間に来る予定でした。自分は5時前に帰宅したのですが、最大あと1時間、この状態で待っているのはさすがにきつい。遅れて来る可能性も大だし。

大家さんに Telegram でメッセージを入れ、こちらは一旦カフェに避難するからアパートに来たら連絡くださいと伝え、外出。

道路の信号機も停まっていますから、交差点では警察官による手動の交通整理が。これもずいぶん見慣れた光景です。炎天下ではことさら大変そう。

そうして1時間ほど冷房の効いたお店で時間をつぶし (言うほど冷えていなかったですが)、それからアパートに戻って大家さんを出迎え家賃を支払い、さて、どうしたものか。。

室温は31.5度。外気温のほうが高いので、窓を開ける意味はなし。冷凍庫で凍らせておいたペットボトルを取り出し、水道水 (浄水) を少しずつ入れながら冷水を作り、ごくごく。

夜7時、停電継続。暑い。。水で濡らしたTシャツを着て、濡れタオルを首にかけ、ひたすらうちわであおぎました。湿度30%と乾燥している分、ちゃんと涼しく、意外と耐えられるなと。

大家さんいわく、もともとこの日に停電しますと通知があった計画停電だそうで、そうなると大もとの道路工事など、夜になれば止めるはず。なんとなく、夜8時頃には電気が来るんじゃないかと、淡い期待。

けれども、8時になっても9時になっても、電気はつきませんでした。ああもうこのままエアコン無しで寝ることになるのかと、暗澹たる気持ちに。

暗い中でスマホを見るのもきつくなってきたため、とにかくベッドにゴロリと横になるしかありませんでした。室温31.3度、外気温はまだこれより高いです。

ベッド横の電気スタンドだけオンにしておいたのですが、夜9時55分、「ああもう本当に今日は無理だ」とそうあきらめた、その10分後でした。パッと電気スタンドがついたのです。

これはうれしかった。そして即、寝室のエアコンを入れました。最初は涼しくならなくてちょっと不安になりましたが、しばらくしたらようやく冷えてきて一安心。

そしてキッチンに行きペットボトルを冷凍庫に入れたり、水筒など洗い物をしたり。一段落したあと、ベッドに横になりました。

電気のありがたみを感じながら、スマホを片手にうだうだしているうちに、室温も28度台に下がり、時計の針は12時近くになっていました。

そろそろ寝ようと、スタンドの電気を消すため手を伸ばしたその瞬間、なんと、またも停電に。これがホントの目の前真っ暗。。うぅ。。

まあでも、室温はそこそこ快適、これなら眠れると思い、雑念を捨て就寝体制に。疲れていたせいかわりとすぐ眠りにつくことができました。とは言っても寝苦しく、熟睡には程遠い感じ。

そんな状態の中、急にパッとついたスタンドの明かりで目が覚めました。スイッチを切るのを忘れていたからです。時間は午前3時半。停電が復旧?

あれこれ考える元気もなく、反射的にエアコンを入れ直し、また就寝。しかし結局朝の5時に目が覚め、またまた停電していることがわかると、ただただがっかりしたのでした。

いつもは朝8時すぎに家を出ますが、今日は早めに出勤、職場のエアコンに感謝&感謝でした。