A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

タイの運転免許証

運転免許証取得(2018年)

タイでは公的な身分証 (ID) の携帯が義務付けられているため、我々外国人は基本、毎日パスポートを持ち歩く必要があります。病院や銀行の窓口あるいはオフィスビルの入館など身分証を提示したり預けたりする場面はたくさんあるのですが、その度にパスポートというのもちょっと嫌ですよね。汚したり失くしたりしたらえらいことです。

ということもあって、赴任後まもなく、タイの運転免許証をとりました (日本の免許からの書き換え)。日本と同じく顔写真付きで、パスポートナンバーや自宅住所も記されていますから、大抵の場面でパスポートの代わりになります。もっとも、そうであってもパスポートコピーは持っていた方がいいし、国内線の飛行機に乗るときは免許証ではダメで、やはりパスポートがいるそうです (国内線なのに!)。

タイの運転免許証のとり方は、ネット検索すればいろいろな方のブログが出てきます。みなさんやはりIDとして重宝している感じ。意外に簡単に取れるというのが共通の感想のようで、まさに自分もそう思いました。必要なのはほんのちょっとの勇気。ほぼすべてタイ語の世界ですが、なんとかなるものです。タイ語がぜんぜんできない自分でも特に困りませんでした。(事前に情報を叩き込んでいったこともありますが)

【必要なもの】
・パスポートとコピー
(顔写真のページと直近の入国スタンプ/ビザのページのコピー)
(コピーには青いボールペンでサインをする)
・国際運転免許とコピー
(日本の運転免許なら日本大使館で翻訳証明を取得)
・在留証明
(在留届を出したあと日本大使館で取得、690バーツ)
・健康診断書
(自分は職場のクリニックで取得、50バーツ)
・運転免許発行代として205バーツ

自分はまだビザが入国時に押してもらったもの (3ケ月有効) だけだったので、その点は不安でした。事前に電話で問い合わせしようとしたところぜんぜん電話に出てくれず、仕方ないので当日ダメもとで乗り込むことに。結局、とくに問題ありませんでした。やったのは簡単なテスト (ブレーキ操作、深視力、視野) のみ。免許センター (陸運局) には朝8時に入り、9時半には免許を手にしていました。

ちなみにテストは難しいものではありません。検査の部屋に20人ほどまとめて呼ばれるので、何人か見ていればやり方はすぐにわかります。赤ランプがついたらコンマ何秒以内にブレーキを踏む、というテストは、若い男性と女性が失敗していました。失敗しても列の最後に回り、またトライできます。男性ひとりが2回目も失敗し、3回目をやる時は周りからああしろこうしろ今だそれ踏めなどと応援が飛び交い、日本とは異なる雰囲気にちょっとなごみました。

初回の免許証の有効期間は2年。テンポラリーと書かれていて、2年後に更新すると本免許になるのだそう。あとで知った話ですが、免許証はASEAN諸国でも有効で、またタイの観光地で提示すれば入場料が現地人価格になることもあるそうです。ラッキー。がんばってよかった。

今回手続きしたのは、バンコク陸運事務所エリア3 (最寄りBTSバンチャーク駅) でした。

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運転免許証更新(2020年)

2年前、赴任早々にとった (国際免許を書き換えた) タイの自動車運転免許証が期限間近になったので、2年ぶりにバンチャークの陸運局に行って免許証の更新手続きをしました。

【必要なもの】
・タイの運転免許証 (オリジナル+コピー/裏表)
・パスポート (オリジナル+コピー/顔写真・滞在ビザ・直近の入国スタンプ)
 ※コピーは各ページに青ペンでサインする
・在留証明書 (600バーツ/2100円) *日本大使館
・健康診断書 (120バーツ/420円) *任意のクリニック

【手続きの流れ】@バンチャーク陸運局
・陸運局に入って正面の受付に書類一式を提出
・書類を1枚渡される、名前と電話番号を記載する
・書類一式と受付番号を渡される、左側の9~11番窓口へ
・受付番号が表示されたら窓口に書類一式を渡す
・書類を戻される、17番 (9~11番の対面) に進む
・受付番号 (10人まとめて) に従い17番に入室
・ブレーキ反応、深視力、色盲の検査
・検査が終わったら書類一式をもらって受付右側の方へ
・受付番号が表示されたら入室し指定の机に書類一式提出
・505バーツ/1760円支払い、その場で写真撮影
・5分くらいで免許証完成、受け取って退出、終了
 ※所要30分 (この日は空いていました) 

在留証明書は、申請書を提出した翌々日の出来上がりでした。申請書は下記ウェブページの11番「在留届出済証明 (英文)」です。

在タイ日本国大使館領事関連情報:証明関係手続一覧

健康診断書は、新型コロナのせいで職場のクリニックが閉まっていたため、BTSバンチャーク駅すぐ近くのクリニック (なのか?) でとりました。2番出口の階段を降りてオンヌット側に歩いていくとあります。血圧を計り、身長・体重は自己申告、名前と住所はこちらが記載し、ちゃちゃっと完成。

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最初にとった免許証は有効期間2年 (のテンポラリー) でしたが、今回は5年間有効 (2025年の誕生日まで) になりました。タイでは今のところ一度も運転していませんが、免許証を見せることで、お寺や博物館など、何回か入場料がタイ人価格になったことがありました。

また、週に1~2回訪問するオフィスビルのセキュリティが強化され、受付でタイ政府公認ID (もしくはパスポート) の提示が必要になったので、運転免許証を取っておいてよかったなと、あらためて思ったのでした。

入場料が割引になった場所 (の過去記事)
エラワンミュージアム
エンシェントシティ
タナバディ陶器博物館@ランパーン

※2018年、2020年の記事を編集再録。