タイのジャスミンライス "Hom Mali 105" が第12回世界コメ会議 (World Rice Conference) で世界一に選ばれたというニュースを読んで、あらためてちゃんとしたタイ米を買ってみなくてはと、さっそくスーパーへ。うん、ずらりと並んでいます (この裏も別ブランドのお米)。
まずは "Hom Mali" の記載があるものに絞り、そして値段をチェック。一番高いのを買おうと思ったのですが、思ったより安かったのと (Pun Deeで245バーツ/850円/5kg)、5kg袋しかなかったので一旦保留。他所で小さい袋を探すことに。
それから、ジャスミンライスってもともとタイで作られたお米なんですね。知りませんでした。Hom (いい香り)、Mali (ジャスミン)。ジャスミンライスという名前は、花の香りではなく、ジャスミンの花のように真っ白ということ。香りはポップコーンのような香ばしい匂いです。
Chat: 175B/5kg、Pun Dee: 245B/5kg
Sandee: 165B/5kg、Big C: 179B/5kg
あらためてジャスミンライスをネットでつらつら検索し、人気のブランドはなんだろうと探してみたところ、どうやら "ゴールデンフェニックス" と "ロイヤルアンブレラ" が人気のよう。
違うスーパー (エンポリアムのグルメマーケット) に行ったら小さいパックが置いてあったので、ロイヤルアンブレラの1kg袋を購入しました。1kg=65バーツ/228円が、割引で47バーツ/165円でした。ゴールデンフェニックスは2kgまでしかなかったので今回は未購入。
家に戻って炊飯器 (東芝製) で炊いてみました。ジャスミンライスは洗いすぎないほうが方が良いとのことで、1回水にひたしサッとかき混ぜると、すぐに水を流して完了。この時、お米から香ばしい匂いが立ちのぼってきて、かなりテンションが上がりました。
水の分量は「米1:水1.1~1.2」とあったのでわざわざ計量カップで計りましたが、結局、炊飯器に示された水の線と同じ (日本米と同じ) でした。本当は鍋でサッと短時間で炊き上げたほうが良さそうでしたが、自分にはちょっとハードルが高い。
さて、40分ほどで炊きあがり。炊飯器を開ける瞬間は期待に胸が高鳴りましたが、パカッとふたを開けると、あれ?炊く前に感動したあの香りはどこに?茶碗によそってあらためて匂いを嗅いでみても、うーん、悪くはないけれど、うーん。。
香りは正直、思ったほどではありませんでした。気を取り直して、タイカレーと一緒にいただいたジャスミンライスは、多少粘り気もあり、噛んでいると優しい甘さも感じられ、なかなか上等なお米だなと感心したのでした。
しかしまだ炊き方に改善の余地がありそうです。いっそ洗わないでも良いかなとか、もう少し水は少なくても良かったかもとか、むしろ早炊きでやった方が良さそうとか。
ちなみに、やっぱり "Moom Gapao" (ガパオライス専門店) のお米は美味しいなとあらためて思いました。これを食べれば誰しもタイ米の美味しさに目覚めるのでは。オーガニックのいいジャスミンライスを使っていると自慢しているだけのことはあります。
【追記】
ジャスミンライスは炊き上げたあとは香りがイマイチなどと書いてしまいましたが、これは単に鼻が慣れてしまっていただけのようでした。というのも、翌日、外出してまた家に戻り玄関に入った瞬間、ジャスミンライスの香ばしい匂いが感じられ驚いたからです。
2合炊いたお米はその日に半分食べ、残りはタッパー (0.5合×2個) に入れて冷凍保存。翌日、雑炊にして食べ、さらに次の日、ミートソースを作り一緒に食べました。
電子レンジでお米を解凍すると、再び香ばしくていい匂いが。モチモチ感も少し増したような気がして、炊きたて同様に美味しくいただきました。ということで、ロイヤルアンブレラのジャスミンライス、かなり美味しかったです。
ジャスミンライスをあれこれ選んで買いたいなら、おすすめはテスコロータス (オンヌット店:下の写真)。種類も多いし1kg~2kgの小袋もあるので。いずれライスベリー (紫米) も試してみたいです。