美味しいものには事欠かないバンコク。ビーフヌードル/ビーフスープ (ガオラオ・ヌア/牛煮込み) も一大ジャンルを形成していて、これまであちこち評判のお店には行ってきましたが、まだまだ行っていない、というか存在すら知らない名店も多いんだろうなあと、あらためて思います。ということで、今年行ったお店をご紹介 (再訪含む)。
Sawang Arun
ランパーン旅行ですっかり鶏の器が好きになり、そういえば以前、バンコクのどこかで鶏の器が出たよなと思い出しつつ昔の写真を探してみたら、"Sawang Arun" がそうでした。ということで、久しぶりにラートプラーオのChok Chai 4通りへ。
今回は牛ホルモン煮込み、ガオラオ・ヌア (大盛り120バーツ/420円) をオーダー。期待に反して無地の土鍋で出てきてしまい、その点は残念でしたが、この値段でこのボリュームとクオリティは、バンコクでもトップクラスだとあらためて思いました。
その分ちょっとアクセスが悪いので、自分はこのお店に来たときは決まって隣のラスク屋さんでラスクを買って帰ります。ふたつ用事をするならわざわざ来る価値があるなと、そんな感じで納得。
Laitiemtan Beef Stews (ヤワラー西側)
スープは甘み少なめでキリッとシャープな醤油味。出汁感もやや薄めなので、かなりあっさりした印象 (朝イチだったからかも)。最初はちょっと物足りないかなと思いながら食べ始めましたが、白ご飯と一緒にいただくと、これがまさかのドンピシャ。絶妙にご飯に合うスープということが判明しました。何杯でもいけそう。雑味がなくとてもクリアな味は、あまり他店では見ないかも。80バーツか100バーツかと聞かれ、100バーツ/350円をオーダー。
Jea Pom Beef Noodles (ヤワラー西側)
全部入りはいろんな部位が入っています。モツ好きにはかなりおすすめ。ちなみにクルアンナイ (モツ) のタイ語の発音はGoogle翻訳で聴くと "クルゥン(グ)ナイ" また "クルゥンガイ" ぽいです (グ/ガは鼻濁音)。なおこれ、けっこうクセあり。臭いか臭くないかと聞かれたら、ギリギリ臭いです。でも、それがいいのかもしれません。全部入り100バーツ/350円。
Mr. T. Chan 46 (サパーンタクシン南側)
Googleマップ上の店名は "ナイトーチャン46"。緑の丼マークのお店なので味は保証付き。スープは甘みのある醤油系で、味もルックスも王道。この日はついでにもう1品、ぶっかけ飯もいただきました。牛煮込みはホロホロとくずれる柔らかさで、甘めのタレがご飯にベストマッチ。ガオラオ (60バーツ/210円) も皿飯 (カオナーヌアトゥン 50バーツ/175円) も高次元でバランス良くまとまっていて、さすがの美味しさでした。
サンガー (スクンビット)
とあるレコード屋の手前にある "Sangaa (サンガー)" というお店で、レコード屋の開店時間までお昼ご飯を食べながら時間をつぶしました。いただいたのはガオラオ・ヌア (牛肉・モツ入りスープ)。Special: 70バーツ/240円。
ガオラオはムー (豚) も美味しいけれど、ヌア (牛) の味が溶け込んだ深みのあるスープをいただくと、やっぱりヌアも美味しいなとあらためて思います。ガオラオはご飯も一緒に頼むのがお決まりですが、糖質を抑えようとこの日はガオラオのみオーダー。(やはり店員は怪訝な顔)
以前ここで食べた時はお肉少なめかなと思いましたが、今は胃も小さくなっているし味覚も敏感になっているのか、1杯で十分満足しました。コクがあってキレもある、非常に美味しいガオラオでした。