A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

タイ珍味 豚の脳のスープ

せっかくバンコクに住んでいるのだから、タイならではの珍しいものを食べよう。そう思って向かったのは「豚の脳のスープ」で知られるお店。旧市街に建つ1957年創業の老舗で、店頭には誇らしげに緑の丼マークが掲げられています。店名はタイタム(Thai Tham)なのかな。看板にはルークチンマンサモンムー・タイタムとあります。

お店に着きテーブルに腰掛けると、とくにはっきりと注文はしていないのに、さっそく件のスープが運ばれてきました。これを食べに来たんだからこれでいいんですけれど、なんだかこれを受け入れる気持ちの準備が整っていなかったというか、あらためてそのビジュアル、あまりにも脳そのもののシェイプに、ちょっとだけビビってしまった自分。

一口目はエイヤッとやや勢いをつけて脳をひとかけいただきましたが、食べてみればいつもの脳の味。中東ではけっこう食べ慣れていた食材です。でもあちらは羊の脳で、これは豚。そしてここまでがっつり脳1個を食べきったのは初めてでした。臭みや独特の風味などはないのですが、濃厚すぎて最後はちょっと飽きたかも。

地味にルークチン(すり身団子)も良かった。ノーマルの団子に加え、お揚げや豆腐と合体させたもの、肉か魚と思いきやプルンプルンのコラーゲンボールみたいなのもあって、さすが老舗は違うなと感心しきりでした。

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