Ghost in the Shell (攻殻機動隊) 観ました! 原作マンガはギャグや萌要素も交えつつ「生命とは何か」「ヒトとAIの違いは」といった哲学の領域に入り込んだストーリーでしたが、押井守のアニメ映画は原作のシリアスな部分を抜き出してうまくハードボイルドにまとめたものでした。
今回の実写映画は「自分探し」的なストーリーで、原作の裏設定といった趣。スカーレット・ヨハンソンのしかめっ面が雰囲気を醸し出していて、よりハードボイルド感が増してかっこ良かったです。印象的なシーンをきちんと入れ込んでいたのもグッド。というか原作、印象的なシーンばかりなんですけどね。
ビートたけしの存在感はさすがのひと言。あと10歳若かったらとも思いましたが。そしてなんと、ミル姉さんが重要な役どころで出てきます! 英語でしゃべっても口調が同じってスゴイ。
ということで、映画館でひとり静かに興奮しっぱなしでしたが、インドネシア人の観客はあまりピンときていなかったようにも見受けられました。ド派手なSFアクション映画を期待していたのかもしれません。実際には「自分は何者か」と考えさせられる内生的な映画ですよね。