トンガタプのビーチ
トンガで一番大きいトンガタプ島。といっても島のセンターにある首都ヌクアロファから西のはずれのビーチまではせいぜい車で30分。ヤシの木畑をつらぬく道を、のんびり走っているとすぐに到着します。
■バカロア・ビーチリゾート
テラスから見下ろすビーチ。景色としては素晴らしい。でも、波打ち際は石が露出しているので、あまり泳ごうとは思いません。あとは海藻のにおいがただよっているので、日本人はお腹がすくかも。
■ケレティ・インターナショナルリゾート
カフェテラスから見下ろすビーチ。荒波が岩塊を打ちつけ、高々と上がる白い波しぶきは、今にも「東映」の三角マークが出てきそうな雰囲気。でもよく見ると手前の波打ち際に白砂のビーチが。こちらはけっこう遊べそう。
ハアモンガアの三石塔
Ha'amonga 'a Maui は西暦1200年頃、第11代ツイ・トンガによって造られたとされる巨大な石の塔で、垂直に立てられた二つの石はそれぞれ30~40トンもあるそうです。
建造の目的については諸説ありますが、王が二人の息子の絆を示したものであるとか (兄弟で天の石を支える構造)、あるいは王宮への玄関口だったとも言われています。
1967年には前王ツポウ4世が、石の上端に刻まれているWの形をしたシンボルが、冬至と夏至の日の出の方向を示す古代の暦であるという説を発表しました。
日本人が見たら、まるで鳥居ですね。
潮吹き穴
天気が良かったので、ホウマのブロウホール (潮吹き穴) を見てきました。子供たちの「ココナッツ飲め飲め」攻撃を軽く受け流しながら、ボケ~ッと2時間近く海を眺めていました。
珍しいヤシの木
トンガタプにある二股のヤシの木。
枝の先はさらに二股。
とても珍しいそうです。
トンガの津波石
トンガタプ島の西側に、世界最大級の津波石 (津波によって海から陸に打ち上げられた石) があります。それは幅15メートル、推定1600トンの巨石。現在の海岸線から100メートル内陸の、海抜10メートル地点の畑の真ん中にありました。
観測史上もっとも激しかった言われる1883年のインドネシアで起きた海底火山爆発によりもたらされた40メートル級の津波でも、同様の距離を移動した石は3分の1程度の大きさだったそうですから、トンガの巨石を動かしたエネルギーが一体どれほどすさまじかったのか、想像すら難しいと感じます。
今はただ静かにたたずむ巨石。根を下ろした植物たちが年月を物語っていました。
オホレイビーチリゾート
金曜の夜、オホレイビーチでトンガ料理&ダンスショーを堪能してきました。
定番のブタの丸焼きは、皮がパリパリに焼けていて最高に美味しかった!
フィッシュマーケットで見たことはありましたが、海ぶどうを食べたのは初めて。
なかなか美味しいものですね、プチプチの食感と、塩味が口の中に広がって。
最後はなんといってもファイヤーダンスが迫力満点でした。
これでオーナーの歌と講釈がもうちょっと短ければ・・・(笑)。
日曜日は生演奏付きのランチビュッフェ。こちらもおすすめです。
トンガの鍾乳洞
トンガタプ島の東岸中程に、'Anahulu Cave という鍾乳洞があります。観光局もあまり宣伝していませんが、行ってみたらこれが意外と大当たりでした。
地中にポッカリと広がる暗闇は、外界と隔絶された異空間。ちょっと怖いけれど、でもワクワクする。気分は川口浩探検隊でした。なお、ビジターには電気をつけてくれます。
鍾乳洞の底には真水が湧き出ていて、ここを訪れるトンガ人はよく泳いでいるそうです。それほど冷たくもなく、とても澄んだ水でした。今度は水着で来ようかな。
凪の潮吹き穴
地球の歩き方にも載っている「ホウマの潮吹き穴」。そう呼ばれるくらいですから、たいがい潮を吹き上げているわけです (写真1枚目)。つまり、ホウマに行ってぜんぜん潮を吹いていなかったら、それこそ珍しいのであって、むしろラッキーとさえ言えるでしょう。
先日、日本から来た客人をホウマに連れていったところ、自分でも初めて見る、ほぼ完璧な凪 (写真2、3枚目)。「スゴイ!珍しい!」と自分的には大興奮だったのですが、客人にはまったく伝わりませんでした。いや、本当にすごいことなんですって・・・。
バカロアビーチの犬
天気が良かったので、久しぶりにバカロアビーチへ。
すっきり晴れ渡った空の下、のーんびりしてきました。
鼻に砂をつけている犬のカワイサ (マヌケ顔) は最強。
自然の造形
今日は空気が殊の外きれいでした。いつも見ている風景がいっそうキラキラと輝いて見えました。こんな日はドライブしたくなりますね。
ということで、トンガタプ島の南の海岸にある、ナチュラル・ランドブリッジに行ってきました。ヤシの木が立つ畑の向こう側に、突然ポンと現れます。
荒々しい波が長い年月をかけて創りだした自然の造形。実は刻一刻とその姿を変えている生きた芸術作品です。
ヒトの人生80年か、などと物思いにふけったあとは、その先の外洋へ。海は広いな大きいな。子供の頃、そんなの当たり前だと馬鹿にしていた歌が、今は胸にしみます。
クジラが見えないかなとしばらく佇んでいた日曜の昼下がり。