ベトナムの「コム (Cốm)」は、成熟する前の若い青いもち米を収穫し、炒ってから平らにすりつぶしたハノイの秋を代表する伝統的な名物食材です。
そろそろ市中に出回り始めたと聞き、当たりをつけて今日 (日曜日) ハノイ大聖堂に行ってみたところ、何人もの露天商がコムを売っていました。
昨日の曇り空から今日はカラッと晴れて青空が広がり、かといって一昨日までの強烈な暑さも和らぎ、ああこれがハノイの秋の始まりなのかなと、穏やかな心持ちに。

今日の旧市街はいつにも増して人が多く、観光客ばかりではなくベトナム人でもごった返していました。コムの露店にも順番待ちができるほど。
売り子さんもひたすらコムを葉っぱにくるみ続けていて、なかなか話しかけづらい雰囲気。5~6個包んだと思ったら、袋詰めして側のお客に渡すことを繰り返していました。
その後なんとか注文しましたが、意思疎通はずっとちぐはぐで、コムそのままのパラパラ状態のものは買えませんでした (現物を指さしとかしたのですが)。
結局、たぶんコムを味付けしたものを買いました。ひとつ5万ドン (300円) で良かったのか、それをQRコードで払ったのが伝わったか、いまいち不安。

こちらが買ってきたコム。乾燥を防ぐため葉っぱで二重に包まれていました。包みをほどくとほんのりココナッツの甘い匂いが。もち米はある程度手でこねているよう。
もち米の他に豆と蓮の実が入っていて、モチモチ食感一辺倒にならずいいアクセントになっていました。うっすら甘く、これはとってもいいおやつ。

素朴な美味しさに箸が止まらず、自分でも意外なほど、パクパクと一気に食べてしまいました。うん、また買おう。ちなみにこれ (↓) が素のコム。パラパラです。
