今週、「アルト・チノール (Art Chinor)」(Map) というちょっと良い目のレストランに、ウズベキスタン人と一緒に行ってきました。
タシケントの中心部からは少し遠く、外観も高級な雰囲気が漂っているので、存在を知ってはいたものの、自分ひとりでは来ようと思わなかったお店でした。
この日は日本人3、ウズベキスタン人6の総勢9名。ブハラ料理のお店だそうで、おのずとオーダーは肉料理の「ヴァグリ」になりました。
「ヴァグリってチュポンチャだよね?」そう彼らに聞いてみると、「よく知ってるね」とうなずいてくれる人がいる一方、「知らない」と首をふる人も。
以前、名前がふたつあるウズベク料理について投稿しましたが (⇒コチラ)、下のメニュー写真のとおり、その時はヴァグリとチュポンチャは同じ料理だと信じていました。きっと地域によって呼び方が異なるだけだろうと、そう考えたわけです。
サラダ、前菜、スープをいただいた後、いよいよメインの大皿が登場。人数も多いしお皿もふたつだなと思ったら、このふたつ、異なる料理でした。
上の写真の1枚目はヴァグリだと信じていたので、2枚目の料理を指差し「これなんですか?」とウズベキスタン人にたずねたところ、なんともざわついた雰囲気に。
誰も明確に答えられる人がいなかったのですが、すぐに1人が「メニューを見ればいい」とひらめき、ウズベキスタン人たちが確認。
すると、どうやらひとつはヴァグリ・ボンフィレ、もうひとつはチュポンチャ・ボンフィレらしいことがわかりました (次のメニュー写真の一番下とその上)。
「あれ?ヴァグリとチュポンチャって違うの?」そう思ったのは自分だけではなく、ウズベキスタン人たちもますます混乱してしまったのでした。
(※頼んだ人も大人数用にこのふたつを選んだだけで、どちらがどちらかあまり意識しなかったそうです)
その日の夜、お店のSNSを調べたところ、ソースをからめた方がチュポンチャだということがわかりました。するともうひとつの骨付きは自ずとヴァグリのはずです。
ただ、骨付きの方は当然リブであって、フィレ (ヒレ肉) ではないですよね。部位が異なるのに同じ「ボンフィレ」という名前?うーん、謎は深まるばかり。。