ウズベキスタンの生活ではあれこれローカルフードを楽しんでいますが、幸いなことにこれまでお腹を壊したことはほとんどありません。
今年5月に一度だけ、腹痛&お腹ゆるゆるになったことがありましたが、なんだかすごく久しぶりで、この感覚はいつぶりだろうと逆にテンションが上がったほど。
東南アジアの生活では、食事でお腹を壊すなんて日常茶飯事でしたから、そんな時は一日、二日はお腹に優しいものを食べるというルーティンも出来上がっていました。
なんといっても、タイとインドネシアにはお粥と雑炊がありますからね。これほどお腹に優しく、それでいてしっかり美味しい料理は、やはり東南アジアならではです。
■ジョーク (お粥)@タイ
■お粥いろいろ@タイ
■カオトム (雑炊/牡蠣)@タイ
■カオトム (雑炊/海老)@タイ
■鳥足雑炊@タイ
■ブブルアヤム (鶏粥)@インドネシア
■ブブルマナド (マナド風お粥)@インドネシア
■ソトアヤム (チキンスープ)+ご飯@インドネシア
インドネシア料理はスープが豊富で、また当然のようにご飯がついてきました。なので自然と雑炊のような食べ方に。サラサラかき込めるので、食欲イマイチでもペロリ。
■ラウォン@インドネシア
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さて、ここから本題。ウズベキスタンではお腹を壊すことなんてなかったので、そんな時に食べるお腹に優しい料理なんて、ぜんぜん意識してきませんでした。
ところが5月に初めてそんなことになったので、その時あらためて考えてみたというわけです。油・脂がきつくなく、肉々しくもなく、消化に良さそうなもの。
まずパッと思いつくのは「マスタバ」です。トマトが効いた赤いスープにご飯が少し入っていて、欧米のブロガーはライススープと紹介しています。
という割にはライスが少ないお店もあったりしますが、マンパル (ショートパスタのスープ) と違って、スープの味はだいたいどこも同じ、安定して美味しいです。
これなら量もほどほどだし、肉よりは野菜の甘味が感じられて、お腹にも優しいなあと。意外とお肉がたくさん入っていて、予想外に重たいマスタバもたまに。
■アンジール *Map
■ボギ・ジロル *Map
■カフェ・ブハラ *Map
■ニューブハラプレミアム *Map
■ライホン *Map
■ドゥンヨーカフェ *Map
あとは、消化に良さそうなもので言えば、大麦とお肉をドロドロになるまで煮込んだ「ハリム」、緑豆を煮込んだ「モシュキチリ」があります。
■ハリム@アンジール *Map
意外とお肉 (羊) がたっぷりで、自分はこれを食べた時、見た目以上に相当肉々しい料理だなと思いました。けっこうコッテリで、美味しいしお腹にたまる料理です。
■モシュキチリ@ソイレストラン *Map
緑豆だけでなくお米とお肉もたっぷり入っています。これもお肉 (羊) の旨味・脂感が濃厚で、食べ心地は重め。ヘルシーぽいし美味しいのですが、見た目で損しているかも。
上のふたつ、消化には良さそうなので、お腹を壊した後、まだお腹は渋いけれど食欲はあるんだよなという時にはピッタリかと。体調不良とか病み上がりだと重すぎるかも。
ちなみに、ひよこ豆のスープ料理と聞くとお腹に優しそうなイメージですが、ヌハットシュラック (シフォイジャホン) は、ご覧のとおりお肉たっぷりでかなりヘビー。
■ヌハットシュラック@サルドバ *Map
■シフォイジャホン@カモロン *Map
地方に行けば、あるいは家庭料理としてなら、もっとシンプルなお粥やミルク粥もあるようなんですけどね。レストランで食べるようなものではないのでしょう、きっと。
以上、お腹を壊した時に食べるウズベキスタン料理を考えてみました。ただ、外に出るのも億劫なほど具合が悪い時ですよね、問題は。
そんな時は家でお米を炊くのも面倒なので、きっといつものオートミール粥になるんだろうな。オートミールはわりと好きでよく食べています (半分は健康目的)。
これまでに、ウズベキスタンでは珍しい豚のベーコンを入れたり、川魚の干物を入れてオートミール粥を作りました。美味しかったですよ。