寒い季節は揚げパンがまた一段と美味しく感じますよね。よく考えたらウズベキスタンの揚げパン系スナックって、わりと充実しているなと。以下、これまで食べたものをご紹介。
■グンマ
タシケントでグンマと言えばまずこの小型の揚げパンのことを指します。具材はお肉 (モツ系) とポテト。どちらも揚げたては中身がとろけるようで最高に美味しいです。
1個3000スム/36円くらい。テイクアウト専門の人気店「40 Yil Gumma (Map)」では何十個も買っていく人が当たり前でした。
■グンマ (グズラマ/チェブレク)
ホラズム料理のお店でよく見る薄い半月形のこれもグンマ。でも欧米ブロガーはグズラマと呼び、レストランの店員からはチェブレクと聞いたことも。
結局正確な名前はわかりません。揚げと焼きの2種類あります。どちらも美味しいけれど、冬に食べるならやはり揚げが美味しいかな。具材はお肉 (うっすら)。
■チェブレク
タシケントでチェブレクと言ったら、やはりこのぷっくり膨らんだ半月形が定番でしょうか。技術料なのか2万スム/240円くらいします。
中身はお肉、チーズ、トマト、ほうれん草など。でもかなり少なめです。醍醐味はサクッと揚がった衣にあり。
銅鐸形のチェブレクも。「Shastri (Map)」のチェブレクは1万スム/120円でガッツリ食べ応えあり。具材のお肉も多めで肉汁があふれます (ヤケド注意)。
■ピロシキ
ご存知、ロシアの揚げパン。グンマのお店で一緒に売られていることが多く、小粒のグンマとは違い、ピロシキは日本の揚げパンくらいの普通サイズです。
自分が買ったのは中身がポテトでした。下の写真2枚目の大きいやつ。小さいのがグンマで、ゴマが乗ったのはソムサ。ピロシキはパン生地多めでお腹にたまります。
■ホシャン
個人的にはウズベキスタンの揚げパン系の大本命、ホシャン。肉まん (羊肉) を一度蒸して作った後、さらに揚げるというひと手間かかった料理。
ひとつ下の揚げマンティは小麦の薄皮生地ですが、パン生地を揚げたホシャンの方が食べごたえがあって好きです。写真は「Hoshang (Map)」のもの。1個12,000スム/144円。
■マンティ
こちらはパン生地ではありませんが、参考までに。マンティは蒸したものだけでなく、揚げたものもあります。
自分は揚げマンティの方が好きですが、蒸しマンティにくらべると扱うお店は少ないかも。揚げとなると中身は羊肉ばかりですが、香ばしさが加わり美味しさアップ。
■チュチュワラ
こちらもパン生地ではありませんが。ウズベキスタン風のワンタン「チュチュワラ」は茹でて食べるばかりでなく、揚げたものもあります。
見た目は美味しそうなのですが、たいてい中身が羊肉なので冷めると風味がよりしつこく感じられて、また衣の食感も重めなため、自分はたまにしか食べたくなりません。
■ポンチク
ポンチク (ロシア語で複数形はポンチキ)＝ドーナツ。タイではドーナツをよく食べていましたが (⇒コチラ)、ウズベキスタンは選択肢が少なくやや不満。
スーパーや露店で売っている軽いリング状のドーナツもいいですが、自分はどちらかというと丸ドーナツ＋クリーム充填のどっしり感が好きです (下の写真2枚目)。
■ボグルソク (バウルサク)
かたくて重い食べ心地の小型ドーナツ「ボグルソク」。ラマダン明けや断食月のお祭りの頃よく出回るそうで、自分もその頃スーパーのワゴンセールで見つけ買いました。
＊ ＊ ＊
番外編として、タイ、インドネシア、トンガの揚げパン系を。おまけでフィジーも。
■パートンコー@タイ
中国の油条のタイバージョン。軽く塩の効いたパートンコーに甘いクリームをつけて食べるのが至福。ヤワラートの路上に名店あり。ファストフード感覚のお店も多数。
■カリーパフ@タイ
マレーシアやシンガポールと同様、タイもカリーパフはストリートフードの定番。揚げたて熱々の、カレー風味のポテトが最高でした。
■ロティ@タイ
バンコクにあった「プーケットタウン」のマッサマンカレーが、カレーそのものの味もさることながら、一緒に食べた少し塩気のある熱々・サクサクのロティと相まって、本当に感動レベルで美味しかったです。(※閉業)
■マルタバ@インドネシア
もともと中東発祥かと思いますが、インドネシにもマルタバ (ムルタバ) のお店はあちこちにありました。甘いのとしょっぱい (お肉) のと、どちらもうまし。
■ケケ@トンガ
トンガの素朴な揚げパン、ケケ (語源はケーキ)。お店で買うものというよりは、家庭で作られる子どもたちのおやつといったパンでした。
■ヤムイモの揚げパン@フィジー
番外編のさらにおまけ。フィジーでは市場でよくヤムイモを買っていました。すりおろしてとろろご飯にしたり、天ぷら粉を混ぜて揚げて、揚げパン風にしてみたり。
