A Dog's World 

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戦勝記念日@ウズベキスタン

今日 (5月9日)、ウズベキスタンは「戦勝記念日」の祝日です。1945年にナチス・ドイツが降伏し、ソ連が独ソ戦に勝利したことを記念する日。

この戦争の犠牲者数はすさまじく、ソ連兵1,470万人、ドイツ兵390万人が戦死・戦病死、民間人を入れるとソ連は2,000~3,000万人、ドイツは600~1,000万人が死亡したとされています。

ソ連の軍人・民間人の死傷者の総計は、第二次世界大戦における全ての交戦国の中で最も多いばかりか、人類史上全ての戦争・紛争の中で最大の死者数を計上しました。

当時、ソ連を構成する共和国のひとつだったウズベキスタンからは、当時の人口650万人のうち150万人が戦闘に参加し、42万人が命を落としました (負傷者64万人)。

彼らの死を悼み、戦争に勝利したことを祝賀するため、この日は多くの市民が「ビクトリーパーク (G'alaba Bog'i)」に集まると聞いていたので、自分も朝から行ってきました (Map)。

戦争を仕掛けたのに負けた国と、戦争を仕掛けられても勝った国では、後年に国民が受け取るメッセージもだいぶ違ったものになりますね。いずれにしろ、勝っても負けても未来の代償は大きいように思います。勝ったら勝ったで、負けるまで戦いを繰り返すような気もするし。