A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタンは物価高(1)

ウズベキスタンに来てもうすぐ1年になりますが、スーパーマーケットのパンやレストランで食べる料理の値段が、軒並み値上がりしています。時にはメニュー表の印刷が追いつかないのでしょう、「メニューより高い値段を請求された」なんてレストランレビューも散見されます。

あれこれ考えていた矢先、関連のニュースが目に止まりました。2024年のウズベキスタンの最低個人消費支出 (予測) が、1ヶ月あたり62万1000スム (7452円) となり、2023年の56万8000スム (6816円) から9.3%上昇したとのこと。2022年は49万8000スム、2021年は44万スムでしたから、毎年のように1割ほど増加していることになります。

これはほとんど物価高とイコールに考えて良いのではないでしょうか。コルジンカ (スーパーマーケット) でよく買うパンも、去年3月は1個3000スム (36円) だったのが、10月に気づいたら3200スムになっていて、そこからはあっという間に3400→3500→3700スム (44.4円) と値上がりしていきました。

2023年10月

2023年12月

2024年1月

コルジンカの外壁に描かれているパンの広告については (上の写真2枚目)、前は値段をペンキで書いてあったと思うのですが、12月に見たら数字がパネルになり交換できるようになっていました。消費者も大変だけれど、お店側も大変なんだなと、そんなことを思ったのでした。

なお、2023年のウズベキスタンの最低賃金は1ヶ月98万スム (1万1760円) でした (2022年は92万スム)。世帯収入を世帯人数で割って、1人あたりの金額が最低個人消費支出を下回る場合、貧困とみなされるそうです (最低個人消費支出=貧困ライン:1日あたり2万700スム/248円)。