ヨルダン人は鳥の愛好家が多いようです。アンマンのダウンタウンでは週末になると、表通りの1本裏に鳥市場が立ち、多くの人がつめかけます。
今まで鳥を飼ったことはありませんでしたが、鳥市場で見たカナリアの鳴き声にみせられて、生まれて初めてカナリアを飼うことにしました。
どこで買おうか迷いましたが、鳥かごやエサも買わなければならないので、鳥市場の近くにあったペットショップに行きました。
店内には何羽か、すでにきれいな鳴き声を発しているものもいましたが、店主に相談しながら、あえて若いオスのカナリアを選び、じっくり育てようと考えました。
「3週間くらいで鳴き始める」という店主の言葉を信じ、それからはカナリヤの世話にいそしむ毎日が続きました。
「早く鳴かないかなぁ」とワクワクしながら1ヶ月たちましたが、時々「ピョロヒ~」と短く良い声で鳴くものの、ほとんどは「ギャッ」という鳴き声しか発しませんでした。
その時は「隣のケージにいるブンチョウ (カナリアと一緒に買ったもの) のつがいをうらやましく思って、鳴き声をまねしているのかな」程度に考えていました。
そうこうしているうちに、事情があってカナリアはブンチョウとともに知人のお宅に引っ越すことになりました。
それから10日ほどたった頃、知人から「カナリアが卵を産んだ」という衝撃的な連絡を受けました。
ということは・・・、メスだった・・・、店主があれだけオスって言っていたのに。そりゃ鳴かないですね。
ちなみに、鳥市場では鳥だけでなく犬やハリネズミも売っています。
※ヨルダンに住んでいたのはもう20年も前のことです (写真も)。去年のブログ引っ越しの際に削除した過去記事を編集再録しました。10月24日は「文鳥の日」だそうなので、ちょっとだけ関係しているものをピックアップ。