A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

グリーンカレー@Jek Pui Curry Rice

バンコク中華街 (ヤワラート)、ワット・マンコンの西側の出入り口の前にあるタイカレーのお店「Jek Pui Curry Rice」は、なんとテーブルがありません。みんな路上に並べられたイスに座り、カレーのお皿を手で持っていただくスタイル。

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なんともお客に優しくないシステムですが、それでもお店は大繁盛で、午後3時の開店とともに、あっという間に行列ができます。自分は今回お店を初訪問 (日曜日の午後4時頃)、実際にカレーをいただいて、その人気に納得したのでした。

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実は最初、自分も行列に並びました。しかしよく観察してみれば、どうやらこの行列はテイクアウトのお客用で、右奥の方には赤いイスに座ってカレーを食べている人が何人もいました。

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すかさず列を離れ、空いている赤いイスの前に立ち、なんとか店員さんにアイコンタクトを試みると、ひとりのおじさんと目が合ったような気がしたので、一旦イスに座り、注文をとってくれるのをしばらく待ちました。

おじさんが一瞬奥に消えてしまったので焦りましたが、やはりその人が注文係のようで、他のお客の注文をとったりカレーを運んできたりと、20人以上お客がいる中、たったひとりでせわしなく動いていました。

自分は着席してから5分くらいで注文完了。そしてほどなくカレーが到着。グリーンカレー (40B)+カノムジーン (タイ風素麺 10B)+煮玉子トッピング (10B)。ご飯と一緒に食べている人が多かったですが、そのせいか、フォークや箸ではなく、ご飯の人と同じくレンゲがついてきました。きっとレンゲがデフォルトなんでしょう。まあこれでも麺は食べられますけどね。

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グリーンカレーはちゃんとグリーンカレーらしいハーブが効いた上で、ココナッツミルク多めのマイルド仕上げ。辛さはそこまででもありません。鶏肉は手羽先の骨付きで、柔らかく煮込まれています。

豚 (もしくは鶏) の血を固めたルアッ(ド)ムーはクセがなく食べやすく、煮卵 (カイパロー) は甘しょっぱい味がしっかり染みています。少し甘い中国風ソーセージ (クンチアン) も、タイカレーにはバッチリ合っていました。

カノムジーンはツルツルで味・食感良し。これまでの経験から、タイの安いお店は人気店でもご飯がイマイチな (お米の品質が低い) ところが多いので、カノムジーンを頼んで正解でした (もしかしたらここはお米が美味しいかもしれませんが)。

ああ美味しかった。大満足。周りの人はほとんどイエローカレー (+ご飯) を食べていたので、次はそっちを頼んでみたいです。しかしおじさんの記憶力はすごいなと思いました。匠の業。