実写とアニメの合成映画「トムとジェリー」を観ました。主演のクロエ・グレース・モレッツとマイケル・ペーニャ (いや主演はトムとジェリーか)、二人とも好きな俳優なので、予告編を観たときにこれはもう絶対に観ようと決めていたのですが、やはり観てよかったです。おもしろかった。
トムとジェリーが完全なる主役ではなく、狂言回しのような役になっていたのがちょっと不満ですが、いい塩梅で人間とトムジェリの両方が活躍できていたので、これはこれで良し。もともとが半世紀以上前のアニメなので、価値観の変化からケンカのドタバタシーンなど素直に楽しめない (楽しんではいけない) 部分もあったりしますが、まああまり深く考えず、気楽に観るには最高の作品でした。
アニメからいろいろな名場面がピックアップされていたのも、ファン心をくすぐる演出でした。アニメに登場するキャラクターの関係性もきちんと保たれていたし。個人的にはトムジェリで一番好きな話のひとつである "The Flying Cat" がオマージュされていたのが嬉しかった。初期のトムジェリは絵柄・ストーリーともに大好きでした。
最初にだまされてしまった女性も、ラストでちゃんとフォローされていたので、ここはしっかり時代に合わせているんだなと。最後はみんなハッピーです。劇中音楽も良かった。ぜんぶ良曲。サントラほしい。