話題の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。ここウズベキスタンでは4月6日に公開され、ずっと気にはなっていたのですが、映画評論家なる人々の評価があまり高くないこともあって、しばらく様子見していました。
けれども日を追うごとに目にするニュースが増え、世界中のマリオファンが熱狂していることが各媒体から伝わってくると、いても立ってもいられずついに映画館 (Yulduz) へ足を運びました。
前回「すずめの戸締まり」をシアター3で観たときはロシア語吹替版だったので (⇒コチラ)、マリオはシアター1の上映回にしてみました。会場が広いのは良かったのですが、残念ながらこちらもやはりロシア語吹替版でした。
アニメ/キッズ系は基本吹き替えなのかも。日本語のまま+現地語字幕だったタイやインドネシアは、その分日本アニメが浸透しているということなのでしょう。オリジナル音声で観るのがイケてるというか。吹替声優が育っていないということもあるかもしれませんが。
さて、本作を観た感想としては、自分も昔からマリオゲームをやっていたくちなので、ゲームの世界観を最大限尊重した制作陣にもう感謝の一言です。ストーリーの細かいところは映画を観たあとであらためて調べましたが、登場キャラの設定はもうわかっていたし、セリフに関係なく映像だけ観ていれば、しっかりストーリーの流れはわかりました。
現実世界から入るのも良かったです。すべてゲームの世界で完結していたら、そもそも何でもありになってしまいますから、マリオの強さも弱さも説得力に欠けてしまいます。おかげで現実世界でのマリオの成長という、映画的な部分も感じることができました。
評論家にはあまり評判が良くなく、観客からは大きな支持を得る。たまにあることですが、本作はそれがメガトン級ですね。日本のコンテンツの強さを感じることができるのも、異国に暮らす日本人としては誇らしいところです。