熱海のMOA美術館『夏休み能楽教室』に参加 (午後の分、鑑賞のみ) してきました。初心者でもわかるように丁寧な前説があり、演目「苞山伏 (つとやまぶし)」と「土蜘 (つちぐも)」は所作の意味など理解した上で観ることができました。(⇒MOA Twitter)
もともと能には、堅苦しいとか退屈とか、少しネガティブな印象を持っていましたが (この日は日本の伝統芸能を一度はちゃんと観ておこうと思い意を決して参加)、いざ始まってみれば、舞台を飛び出て客席まで広がる蜘蛛の糸など、ど派手な演出とどんどんヒートアップする演奏に、度肝を抜かれました。観終わった後はちょっと放心状態でしたよ。
狂言は野村萬斎さんが自ら前説してくれ、かしこまって観なくてもいいと、そう言ってくれたように感じました。なので素直に笑いながら観られたと思います。
美術館からは熱海の海を一望できます。気分爽快。
似たような伝統芸能として、インドネシアの「ワヤン・クリ」を思い浮かべました (⇒コチラ)。たまにはこうして伝統芸能に触れるのもいいですね。