タイのお寺に行くとあちこちで気だるそうに寝転んでいる犬を見かけます。タイ語では「マー(犬)・ワット(寺)」と言うそうですが、日がな一日のんべんだらりとしている怠け者を揶揄する言葉にもなっているそうです。見たまんまですね。
毎日お坊さんからご飯をもらえるので、動く必要もありません。もともとは殺生を嫌うタイ国民の優しさが生んだものかと思いますが、それにしても犬たちよ、もうちょっと動かないと。ぶくぶく太る一方だよ。
ちなみにお坊さんの方も、托鉢ではカロリー高めの食べ物が集まることと、いただいたものはちゃんと食べなければならないことから、近年肥満が問題化しているそうです。大変だな。
タイのお寺には猫もまたよくいます。こちらを見て睨みをきかす猫、我関せずの猫、仏像の前でうたた寝する猫。どんな表情であっても、猫とお寺はよく似合います。