発売から60年弱で累計販売台数1億台という記録を打ち立てたホンダの原付、スーパーカブ。ベースのポテンシャルが高いため、カスタムについては実用的なものから常軌を逸したもの (いい意味です) まで、先人たちがあらゆるパターンのカスタムを施していて、ネットには情報があふれています。そんな中から、まずは定番中の定番、リアボックス搭載に挑戦しました。
ボックスはこれまた定番のアイリスオーヤマのRVBOX460。荷台の後ろ側に設置します。前 (シート側) に寄せると乗車中に背中が当たってしまうので。
留具はホームセンターでUボルトを2種類購入 (プレートも)。荷台の後ろ側は幅19mm、前側は幅23mmのものがちょうどいいです。本当は、前側は「U」よりも「コ」の字の方がいいのですが、コだとネジ部分が3mm長くなってしまうので、ちょっと出っ張りすぎるかなと。グラインターがあれば余分なところは切ってしまえばいいのですが。
こんな感じで4ヶ所に留具を装着。
荷台の後ろ側は丸パイプ。実際の装着時はテープ (絶縁テープ) を1周巻きました。
荷台の前は平パイプですが、Uボルトでもぐらつくことはありません。
ボックスを荷台に乗せ、留具用の穴がボックス底面の凸ラインにひっかからないよう、留具の場所を微調整。位置決めできたらネジのてっぺんに木工用ボンドを1滴ずつ垂らし、ふたたびボックスを乗せます。これでボックス底面の穴あけ箇所がわかります。ボンドはすぐに拭き取るより、少し放置して半乾きになってから取るとベトベトしません。
穴あけは、最初に極細ドリルでそれぞれ2ヶ所を確定し、続いて6.5mmで本穴を (UボルトのネジはM6=直径6mm)。下の写真がネジ留めした状態 (ボックス内側)。ナットの下にはスプリングワッシャーを挟んでいます
ネジのギザギザが収容物を傷つけないよう、ネジにはネジカバー (M6サイズ用) をつけました。さらにバスタオルを敷いています。しばらく走ってみて、もしボックスのガタつきがひどかったら、ボックスと荷台の間に衝撃吸収のゴムシートを敷こうかなとも考えています。
ちなみに、ボックスの底面四隅にある足が微妙に荷台 (前側) より狭いので、両側1mmくらいずつヤスリで削りました。