A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

卵料理@タイ vs. ベトナム

世界の卵消費量

世界の国々の卵消費量についてはデータソースが様々で、各所で発表されているランキングはなかなか一定しません。

国全体の消費量なら人口が桁違いに多い中国がトップで一致しているようですが、1人あたり (年間消費量) ではメキシコが1位という報告も多いです。

ただ、新し目のデータを探したところ、次の報告ではオランダが1位 (33.08kg)、2位が香港 (24.05kg)、3位が中国 (21.81kg)、メキシコは4位 (21.52kg) でした。

日本はトップ10に入る19.92kg。卵1個が平均65gとして、1人年間306個食べている計算。自分は日本にいる時は毎日のように卵かけご飯を食べるので、この数字は信憑性あり。

意外と少ないなと思ったのがタイ。11.83kg (卵182個/年)は日本の半分強ですが、タイ生活では頻繁に卵を食べていた記憶があります。以下、タイで食べた卵料理の数々。

タイの卵料理

たっぷりの油で焼いた目玉焼き (カイダーオ) はご飯物、とくにガパオライスのトッピングの定番でした。コンビニのガパオライス弁当でも目玉焼き付きがありました。

バンコクの街角でよく目にしたのが、大鍋で豚足と一緒に煮込まれている大量の煮卵。カオカームー (豚足ご飯) は煮卵があってこそです。

カオムーデーン (レッドポークご飯) にも煮卵が付き物、ゲーン類 (写真はグリーンカレー) のトッピングに煮卵を頼むことも多かったです。

タイはオムレツも種類豊富でした。カイフープー (カニのまん丸オムレツ)、カイコンプー (カニのソフトオムレツ)、カイジアオプー (カニのかりかりオムレツ)。

ホイトート/オースワン (牡蠣オムレツ)、チャオムカイ (アカシアの若葉のオムレツ)。

ジョーク (お粥) には温泉卵やピータンがよく合いました (ピータンは鶏ではなくアヒル)。カイケム (塩卵) も定番でしたが、自分はお粥では食べなかったな。

カイケム (塩卵) はソムタム (青パパイヤサラダ) のトッピングで食べることが多かったです。バチャーン (ちまき) に入っていたのも塩卵なのかな。黄身はもっとねっとり。

自分が大好きなタイ料理のひとつ、チムチュム (東北タイの鍋料理) は、生卵をお肉にからめてから鍋に入れるのがお決まりのスタイルでした。

東北タイにはカイガタというハムエッグがありました。現地では朝食の定番とのこと。ベトナムに来てこれがバインミーチャオの兄弟料理ということがわかりました。

カオパット (炒飯) にも卵は欠かせません。一番安い卵炒飯も普通に美味しかったし、カニ炒飯なども卵が味に深みを与えていました。

タイは卵の串焼きもありました。卵に小さな穴を開け中身を出し、調味料で味付けしてから再注入、その上で炭火で焼くそうです。美味しそうですが、結局一度も試しませんでした。お腹を壊す人もいると聞いていたので。

ベトナムの卵料理

さて、ハノイに来てからも卵はそれなりに食べているつもりです。なので、ベトナムの1人あたり卵消費量がわずか3.77kg (卵58個/年) というデータにはやや驚かされました。

「週に1個ペース?もっと食べているけどなあ」と思いつつ、これまでにハノイで食べた卵料理を思い返してみると、タイとは異なる傾向が。

タイ料理では基本は卵 (鶏が生んだ卵) を使いますが、ベトナムは生む前の卵「キンカン」から、孵化直前の「ホビロン (チュンビロン)」まで幅広い。

このふたつ、タイにもあったのかもしれませんが、あえて意識しなければ口にすることはないと思います。自分がそうでしたから。

ベトナムの場合、さほど意識せずとも、これらを口にする機会はすぐ訪れると思います。キンカンはフォーガー (鶏のフォー) では定番のトッピングです。

ホビロン (アヒルの有精卵) も、食べることができるお店はすぐ見つかると思います。チャオ (お粥) やフォーではさほど珍しくないトッピングです (⇒過去記事)。

泡立てた卵黄をコーヒーと合わせていただくエッグコーヒー (カフェチュン/Cà phê trứng) もベトナムならではですね。独特のコクがあって美味しいです (⇒過去記事)。

ハノイ旧市街でいただいたカラメン (プリン) は、柔らかふるふる食感なのにしっかり卵の風味が感じられとても美味しかったです。ベトナム南部ではバインフランと呼ぶそう。

さて、あとは普通の卵料理を。バインミーチャオ (ベトナムのハムエッグ)、卵焼きのバインミー、コムタムに載った目玉焼き、ソイ (もち米) に載った揚げゆで卵。

フォーの麺に卵をからめ、油で揚げたかりかり食感の揚げ麺は、リンガーハットの長崎皿うどんのぱりぱり麺よりもっとずっと硬くて重たかった (⇒ 過去記事)。

タイとくらべると、炒飯 (コムザン/com rang) に卵が使われないのと、煮卵を目にしていないのが大きな違いです (今のところ)。オムレツはありそうですが詳細不明。

そう考えると、自分もタイよりベトナムの方がぜんぜん卵を食べていないかも。低い卵消費量は順当なのかな。自炊にはよく使っていますが (これはタイも同じ)。

ベトナムの卵料理は今後も追々探してみます。ちなみに「ベトナムのお好み焼き」とも呼ばれるバインセオには、卵は使われていないそうです (生地は米粉)。