A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ハノイの小さな路地裏にひっそり佇む焼きフォー屋

ハノイに来てからというもの、毎日のようにフォーやブンなど柔らかい米粉麺のスープヌードルを美味しくいただいています。出汁が命のハノイ料理ゆえ、スープも上品。

まだまだ飽きているということはないのですが、こうも上品で柔らかい口当たりの汁麺ばかり食べていると、さすがにたまにはもっと違う感覚のものが食べたくなります。

要は、もう少し油っこかったり味が濃かったり、ガッツリいけるものが恋しくなってきました。そうめんが続いた後は、ちょっと焼きそばが食べたくなるあの感じ。

そうしてあれこれ調べているうち、茹でたフォーを焼き付けるように炒めた麺料理「フォーサオ (Phở Xào)」を知るに至りました。

焼きそばと同じく、フォーサオもお店によって焼き方はいろいろ。できるだけ麺がカリカリになっているものを探したところ、どうやら旧市街に良さそうなお店が。

それが Mì Xào Long Phương (Map)。ホアンキエム湖の北側、トーティッチ通りの路地裏にひっそり佇む、まるで隠れ家のようなお店です。

ローカルメディアによれば、看板も目立たず初見では見つけにくいにもかかわらず、35年以上営業を続ける人気店として紹介されています。

近年、SNSで「子どもの頃から通う店」「ハノイの隠れた名店」として若い世代に再発見され、客足がさらに伸びていると紹介されていました。

メニューはフォーサオのクリスピー (giòn) とソフト (mềm)、ミー (小麦粉麺) と春雨の炒め麺、ブン (米粉細麺) の和え麺など。

ということで、フォーサオのクリスピーを求め、いざお店を訪問。トーティッチ通りの中程にありますが、確かに入口はぜんぜん目立ちません。

「ここに入っていって大丈夫?」と思うような細い路地ですが、でもハノイの名店と言われるお店はどこも、意外とこんな奥深い場所にあったりします。

中に入ると香ばしくいい匂いが立ち込めています。忙しそうに次々と麺を焼き付ける姿がありました。

店内はお世辞にも広いとは言えませんが、窮屈という感じでもなく、どこか親密な空間が広がっていました。壁にはクジャクの画。

こちらがフォーサオゾン (Phở xào giòn)。表面が見事にカリカリ・クリスピー。このビジュアル、本当に久しぶり。食欲をそそられます。

1皿6万ドン (360円)、お肉も野菜もパクチーもたっぷり。ガツンとニンニクが効いていて、醤油ベースの濃いめの味付けが最高でした。

いやはや、カリカリフォーの美味しさたるや。久しぶりのこの食感は、まさに感涙ものでした。本当に大満足。

食べ終わる頃ちょうどお昼時になり、一気にお客さんがなだれ込むと、あっという間に店内は満席に。帰り際の写真がこちら (↓)。

ちょっと勇気がいりましたが、がんばって行ってよかった。