自然な味わいとたっぷりのハーブ、ベトナム料理にはもともとヘルシーなイメージがありますが、北部のハノイは中部・南部にくらべ、さらにあっさりめの味付けが特徴だそう。
ハノイに来てからフォーやブンを毎日のように食べていますが、確かに塩分・油分ともに控えめの、上品な味わいが多いように思います。
それはそれでありがたく美味しくいただいていますが、そればかり続いてしまうとどこか物足りなく、たまには濃いめの味つけも食べたくなるわけです。
そんな自分が、「お、これは!」と思った料理、味濃いめでちょっとジャンクな気分も満たしてくれる麺料理が、ここまででいくつかありました。そんなおすすめ店5選を。
■Phở Thìn (Map)
旨味 (旨味調味料) に慣れた舌だとハノイのフォーは少し物足りなく感じます。そんな時はここ。自分も素直に美味しいと思いました。ニンニクも効いているし、ハノイではなかなか貴重なフォー。大90,000ドン/540円。



■Phở Long Bách Khoa (Map)
自分の職場近くのフォー屋さん。フォー・ソトバン (Sốt Vang=ワイン煮込み/シチュー) 目当てで行きましたが、これが予想外の大当たりでした。
普通のフォーにトロトロの牛煮込み (モツ煮込み) がたっぷりかかり、スープの味に旨味・深みを与えていて、実に美味しかったです。
スープは旨味調味料を使っているかもしれません、それくらいはっきり旨味がありました。B級グルメ大好きな自分にはジャストミート。4万ドン/240円。



■Bún Bò Huế Thu Thùy (Map)
こちらはアパートのすぐ近くにあったので入店、あまり期待せず食べ始めたところ、しっかりした味わいに最後まで箸が止まらなかった1杯。
フエ料理のブンボーフエも、ハノイではハノイ風にあっさり味になるのが普通なところ、ここはご主人がフエ出身、プライドをかけ現地の味を再現しているのだそう。
調味料や食材もフエから定期的に取り寄せているとのこと。卓上のチリソースはぜひお試しあれ。
ブンも太麺だし、ハノイのフォーより確実に食べ応えとコッテリ感を堪能できます。トッピング全部載せ65,000ドン/390円。



■Bánh Cuốn Bà Hoành (Map)
米粉のクレープとでも言ったバインクオンが看板メニューのお店ですが、ブンズィウ (Bun Rieu) も美味しいです。スープに溶け込む魚介の旨味・カニの風味も豊か。
たぶん魚醤がより濃いのか、他店とはスープの旨味が一段奥深いと感じました。その分、魚醤のクセも強いので、舌馴染みのない人は逆に美味しくないと思うかも。
アレンジ注文で、麺をブンの代わりにバインダーにすると、麺の食感含めよりしっかりした味わいを楽しむことができます。トッピング全部載せ65,000ドン/390円。



■Bún Chả
ハノイ名物ブンチャー。細麺のブンはさておき (さておいてはダメですが・・)、甘辛いタレでカリッと香ばしく焼き上げられた豚肉が、殊の外美味しいです。
正直、どのお店で食べても焼き肉自体は美味しいので、どこか1店おすすめという感じではありません。遠出して人気店で食べるも良し、滞在先の近くのお店でも良し。
違いがあるとすれば麺のつけ汁。基本、醤油と砂糖の甘しょっぱさですが、味の濃い・薄い、酸味が強かったり魚醤が強かったりと、そこはお店によって個性が出ます。
魚醤が苦手でなければ、ひとつ上にあげたバインクオンのお店のつけ汁が、ひとクセある美味しさです。あまり混んでいないし、おすすめ。5万ドン/300円。


■おまけ:Mỳ Bò Đài Loan (Map)
ベトナム料理ではなく台湾牛肉麺なので番外とします。台湾牛肉麺が大好きなので、ハノイでも早々にいただきました。角煮の煮汁のような甘辛くほんのり八角が効いたスープ、食べごたえのある小麦粉の太麺 (ちょっと茹ですぎだったのはベトナム人向け?)、ベトナムフォーにくらべたら圧倒的に濃厚だしお肉のゴロゴロ感も良かった。全部のせ75,000ドン/450円。



なお、このおすすめ5店 (+1) はあくまで現時点 (2026年5月) のものです。この先、もっとすごい料理に出会うことを期待して、また日々ベトナム料理を楽しみたいなと。