A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ベトナム朝ご飯の最適解はお雑煮『バインドゥックノン』

ホテルからアパートに移り、早3週間。週末は朝からいそいそと出歩き、ベトナムの朝ご飯をあれこれ楽しんでいます。

ベトナムは早朝からオープンする食堂が多いので、朝からたいていのものは食べることができます。フォーやバインミーなど、朝食の定番と言われるものもたくさんあります。

ただ、朝から通しで夜まで営業するお店がほとんどなので、フォーにしても個人的にはあまり朝ご飯感がないと言うのが、まずひとつ。

また、フォーもバインミーも、朝ご飯用に盛りを減らすなどするわけでもなく、朝から食べるには量がちょっと多いのが難点と言えば難点。

そう思って、お粥もおこわもいただきましたが、こちらも思っていたよりずっと重かったです、何しろお肉たっぷりで。

もちろん、重いとか量が多いとか言っても「朝にしては」なのですが、まあその辺り、「もっと良いものないかなあ」とずっと考えていたわけです。

まずは、これまで朝に食べたご飯を並べてみます。

フォー
フォーガー (鶏)、フォーボー (牛) ともに、お肉の旨味がスープに溶け込んでいます。塩気弱めで自然な味わいは、基本、上品であっさり。麺の量が多いので、1杯でしっかりお腹にたまります。周りを見渡すと、実は麺を残している人も多い (とくに朝) 。

ブンタン
ハノイでよく食べられている料理。米粉の細麺ブンと、フォーよりさらにあっさりめのスープ、お肉感も少なめで (定番の具材は鶏肉・錦糸卵・細切りハム・シイタケ)、朝ならフォーよりだいぶ食べやすいと思いました。自分にはまだまだ麺の量が多かったですけれど。

バインミーチャオ
必ずしもバインミー屋さんにあるわけではありませんが。要はハムエッグですが、ラインナップがなかなか豪勢。油っこいのでエネルギーチャージにはまたとない一品ですが、自分的にはもう少し軽めの朝ご飯が食べたい。

自分にとってはタイのハムエッグ「カイガタ」(イサーン料理) が、ベストな朝ご飯のひとつです。

チャオ
ベトナム風お粥。豚肉・豚モツが思いの外たっぷり入っていて、朝イチのご飯としてはかなかなパンチがありました。香りの良いハーブをむしゃむしゃ頬張りながら、なんとか全部いただきましたが。もう少し具材軽めの注文も、本当はできるかもしれません。

ソイ
ベトナム風おこわ。量は茶碗1杯程度ですが、もち米なのでよく噛んで食べているうちにけっこうお腹がふくれました。トッピングはコッテリ目で、お肉系+揚げゆで卵。最大の難点は、ソイ本体は野菜がなく、付け合せにキュウリが出てくるところ。自分、キュウリが大の苦手で・・・。

* * *

さて、そんなこんなで朝食迷子の様相を呈していた自分ですが、このほどようやく、理想的な朝ご飯に出会いました。それが、バインドゥックノン (bánh đúc nóng)。

ベトナム風お雑煮とも言える一品で、米粉 (とタピオカ粉?) を練ってお餅風にし、温かいスープをかけていただきます。

実際に食べてみたところ、量は茶碗1杯でちょうどいいし、スープもじんわり美味しい。具材はひき肉と揚げ豆腐、朝から食べるには十分満足できます。そして値段もお手頃でした (25,000ドン/150円)。

雨が降る土曜日の朝、訪れたお店は Quán Bánh Đúc Nóng (Map)。表通りから細い路地と言うか壁の隙間に入っていくのでやや不安になりますが、思い切って進みましょう。

食感はトロトロしていてまさにお餅感覚 (そこまで粘りませんが)。あっさりしすぎず、こってりしすぎず、胃に優しくしみじみ美味しいなと思いました。

ご主人がときどき寸胴をかき混ぜていました。日本人的にはこれに生醤油をかけていただきたい。