A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ブブル vs. ジョーク vs. チャオ(尼泰越お粥対決)

タイの食堂・屋台は早朝からオープンし、平日、食べ物を出勤前に食べたりテイクアウトするサラリーマンや学生の姿をよく見かけました。

ベトナムもそれは同じで、今は毎日20分ほど歩いて通勤していますが、道すがら目にするフォーやバインミーのお店は、どこも朝から繁盛しています。

インドネシアは職場の真横のアパートに住んでいたので、通勤中に街の風景を見るということがなく、平日朝の様子は知りませんが、朝から開いているお店も多かったです。

インドネシアもタイもベトナムも、定番の朝食と言われるものは様々ありますが、ここではお粥に注目。3ヶ国とも世界有数のお米生産国です (下図:外務省HPより)。

インドネシア語でブブル (Bubur)、タイ語でジョーク (โจ๊ก)、ベトナム語でチャオ (cháo)。JokもChaoも、元は広東語の粥 (juk1/ユッ/ジョッ) でしょうか。

3ヶ国とも、お粥は病後に食べるものとか淡白な精進料理といった日本的なイメージとは異なり、お肉の旨味が溶け込んだしっかりめの味わいが特徴です。

ブブル@インドネシア

ジャカルタに2年住んでいましたが、 カキリマ (移動式屋台) でブブルを食べたことは実は一度もなく、写真はホテル朝食やそれなりにこぎれいなお店のものばかり。

味つけはいろいろでした。鶏ベースのあっさりめが基本だと思いますが (イスラムなので)、ジャカルタ北部の華人街では豚肉が使われ、地方に行けば地方色豊かなものが。

インドネシアのブブルはどのお店もお粥にしてはネットリ重く、味もしっかりついていて、本当に元気がない時は、味が強すぎて食べられないかもしれません。

パレンバンで消防ヘリに乗り人生最大級の乗り物酔いになって、フラフラなままジャカルタに戻り、あまりに辛くて病院で点滴を打ってもらった時がそうでした。

スタッフがせっかく買ってきてくれたのですが、半分くらいしか食べられず申し訳なかった。口の中にへばりつくような重い食感で、咀嚼が大変だったというのもあり。

ジョーク@タイ

営業は早朝から午前10時頃まで (+お店によっては午後の部も)。人気店は午前9時前には売り切れということも。

日本的な薄味のお店も中にはありましたが、普通は味しっかり目のお粥が多かったです。しかし濃すぎるわけではなく、朝から食べたくなるような絶妙な味付けでした。

自分は豚ベース (ポークエキス) 以外のジョークは食べたことがないかもしれません。エビ入りなんかもありましたが、基本はポークだったような。

塩味はそこまで強くなく、刻みショウガや肉団子・モツがいい感じに味をプラス。定番トッピングの卵 (半熟・ピータン・塩卵) も、お粥の美味しさを倍増させていました。

タイのお粥はかねてから食べたかったので、複数の有名店に行きました。ジョーク・プリンスとジョーク・サムヤーンが当時の二大人気店だったかな

どちらも美味しかったですが、ジョーク・サムヤーン (下1枚目) の旨味あふれる豚肉団子が、自分的には目の覚めるような美味しさでした。

チャオ@ベトナム

朝から夜まで通し営業が多い。なので朝食の定番というだけではないかもしれません。ベトナムは全体的に食堂の営業時間が長くて助かります。

まだ近所の1軒でしか食べたことがないのですが (Map)、そこは豚の旨味がしっかり効いた、食べごたえのある1杯でした。朝イチの食事にしてはやや重い気もしましたが。

とにかく豚のお肉と内蔵がゴロゴロ。部位は選べますが、自分がモゴモゴしていたのでとりあえずミックスを出してくれたみたい。食材の名前を早く覚えなければ。

豚の血のプディング (Tiết Luộc) は、タイのもの (ルアットムー เลือดหมู) より美味しかったと思います。タイはちょっとスポンジみたいな食感と若干の生臭さがあったような。

ベトナムは食感がもう少ししっかりしていて (寒天くらい) 歯切れが良かったのと、生臭さが全くありませんでした。他のお店もそうでしたから、これはベトナムの勝ち。

そして何と言ってもベトナムの特徴は、生野菜と生ハーブがたっぷり付いてくること。これらがあるので、濃いめ・重めのお粥でも朝から平らげることができます。

ベトナム各地を見れば、他にも鶏や魚介などいろいろな味つけがありそう。もっといろいろ食べてみたいです。北部と南部でまたカラーが違うのかな。

"Taste Atlas" の「アジアのお粥ベスト33」では、インドネシアのブブルアヤム (鶏粥) が第1位でした。それも十分わかります。

自分は今のところ、タイのジョークが舌に馴染んでいる分、好きですね。今後、ベトナムのチャオを食べ進めていったらどうなるか。

それにしても、このお店のチャオが赤茶色なのはなぜだろう。血を混ぜているのかな。味に深み (雑味とも言える) があったので、自分は嫌いではないです。