ベトナムに来る前に口にしたことがある数少ないベトナム料理、バインミー。インドネシアとタイで食べました (写真はバンコク)。
当時の味はそこまでしっかり覚えていないものの、パンも具材もなんの文句もないほど美味しかったなという記憶があります。

そうしてやって来たベトナムの首都ハノイ。火曜日の夕食として、ホテルの一番近くにあったお店で、ベトナム初バインミーをゲットしました。
ベトナム語がまだ何もわからないため、店主には指を1本立てて「ひとつくれ」とにこやかにアピール。
店主はサッとパンに切れ目を入れると、すぐに具材をはさみこみ、あっという間にバインミーが我が手に。
お値段4万ドン (240円)、厚切りハム4枚入りの、すこぶる美味しいバインミーでした。パンの美味しさとハーブの香りは、やはりタイで食べたものより一段上だと確信。



本日、土曜日、運動がてらホテルから旧市街までブラブラ歩きました。旧市街には、Googleマップでレビュー1,000件以上の人気レストランがたくさんあります。
「Bahn Mi Long Hoi (Map)」もそんなお店のひとつで、店内はバインミーを求めるお客でごった返していました。外国人が多かったですが、地元の人もたくさん。
いくつかある中から4万ドンの標準タイプをテイクアウト注文。混雑具合から覚悟はしていましたが、20分ほど待ちました。
ようやく受け取った時には、長く歩いた疲れと蒸し暑さのせいでもうフラフラ状態。帰りはさすがにタクシーに乗りました。約3km走って料金4万ドン。
ホテル近くのローカルのお店で買ったバインミーが十分美味しかったので、わざわざここまで買いに来ることは二度とないだろう、などと車中では考えていました。
ホテルに戻り水シャワーを浴びてしばらく休んでいると、ふとバインミーの良い香りが漂ってきました。夕食には少し早かったけれど、ついパクリとひと口。
「う、うまい!」いやはや、ちょっと驚かされました。お店でバインミーを作る工程を眺めていた時にも思いましたが、パテやらソースやら何かと入れ込むものが多い。
それらが複雑で重層的な旨味・香り・食感を形作り、ひと口食べたらまたひと口と体が反応してしまい、頬張るのを止めることができませんでした。



バインミーはもっとシンプルなサンドイッチだと思っていました。もちろん、シンプルなのも美味しいです。最初に食べたバインミーはシンプル寄りでした。
けれども、レシピ次第でこんなにも複雑玄妙な味わいになるんだなと、感動すら覚えたわけです。
ハノイには人気のバインミー店がまだまだあります。少しくらい遠くても、タクシーを飛ばしてでも行く価値が、やはりあるのかもしれません。