A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

サウジアラビアのガソリン代

今日、静岡の町中を車で走っていたら、ガソリンスタンドの表示価格に思わず目を見開いてしまいました。数日前まで160円くらいだったのに、なんと一気に180円超え。

緊迫した中東情勢から、今週こうなることは目に見えていましたが、それにしても大幅な値上がりです。そう言えば今、サウジアラビアのガソリン代はいくらなんだろう。

そう思い、まずは自分が滞在していた当時の過去記事を検索。2007年の価格は1リットル0.45サウジリヤル (SR)、当時の円換算で13円でした。(※オクタン価91=レギュラー)

これは当時、ミネラルウォーター1リットルの半額以下の値段でした。「ガソリンは水より安い」を地で行っていたわけです。(※水道代はもっと段違いに安かったですが)

続いて現在の値段を調べたところ、なんと1リットル=2.18リヤル (オクタン価91)、円換算すると92円 (1リヤル=42円) もしていて、逆にこちらの方が驚きました。

サウジリヤルは米ドルとほぼリンクしていて、基本的には1ドル=3.75リヤルが数十年続いています。なので円安になるとリヤルもぐっと割高に。

しかし世界最大の産油国でいったいなぜこんなにガソリン代が値上がりしたのだろうと不思議だったので、少し調べてみました。

すると、サウジアラビアのガソリン価格は2015年末から急激に値上がりしたことがわかりました。この時はオクタン価91で0.45リヤルから0.75リヤルに、7割近い値上げ。

これは、国家収入の多くを石油に依存する中、2014~2015年に原油価格が急落し政府財政が悪化したため、燃料補助金を大幅に減らす政策に方向転換した結果です。

当時サウジアラビアでは、ガソリン・電気・水などに大規模な補助金がありました。2015年は3000億リヤル (8兆円) をエネルギー補助金に使っていたと言われます。

第二段階として、2018年1月にガソリン代は再び値上げされ、さらに2〜3倍に。2020年以降は国際原油価格に連動し、月または四半期ごとに調整という仕組みになっています。

2015年以前 (1L=0.45SR) とくらべて、今はなんと4.8倍 (1L=2.18SR) です。もちろん未だに日本よりはずっと安いですが、サウジ国民にしてみたらとんでもない上昇率ですね。

まだ少し寒いけれど、自分もできるだけ車よりクロスカブ (燃費70km/L) に乗ろうと、そう強く思ったのでした。