昔からなんとなくでしたが、日本のラーメン屋で担々麺を頼むことはありませんでした。醤油・塩・味噌・豚骨ラーメンとくらべると、やや序列が低いと言うか。なのでたぶん日本ではまったく食べていません。次の写真はバンコクの日系店で食べたもの。

一方で、中国料理のラーメンとして考えると、不思議なもので担々麺はつい頼みたくなります。写真は東京の中国料理店でいただいた1杯。ゴマの風味が濃厚で、花椒が効いた肉味噌とピリ辛スープがとても美味しかったです。

バンコクは中国・香港・台湾のレストランもたくさんありましたから、いくつかで本場の担々麺をいただきました。ただ、ディンタイフォン (鼎泰豊) では汁なししかメニューになく (なので「汁なし」という表記もなし)、「あれ?」と思った記憶が。

(メニュー拡大)
この時は汁ありがないのは何でだろうとは思いつつ、あまり深くは考えずに食事を終えました。他の中国系のお店にも行ってみると、汁ありも汁なしもあったので、その後この件は特に追求せず放置。
■Din Tai Fung (鼎泰豊)
■Din's (鼎's)

■Wang Jia Sha (王家沙)
■Ba Hao (八號)
さて、そんな担々麺に関心が低い自分でしたが、あらためて担々麺の真実を知ったのは、タイを離れてだいぶ経った後のことでした。今はご存じの方も多そうですが、実はこの担々麺、もともとは汁なしが原型だそう。以下、Wikipediaより抜粋。
■中国の担担面
清代の1841年頃、四川省で考案されたと言われる。もともと、天秤棒を「担いで」売り歩いていた料理であり、スープを大量に持ち歩くのは困難であったことから、汁なしが原型である。本場の四川省では、日本で言うところの汁なし担々麺が食べられていた。
■日本の担々麺
麻婆豆腐と同様に、四川省出身の料理人陳建民が、日本人向けに改良した作り方を紹介し、各地に広まった。中国のものより量が多く、また辛さを抑えるため、ラー油と芝麻醤の風味を効かせたスープを合わせ、汁麺として出されることが多い。
■日本から中国へ逆輸入
日本で独自に進化を遂げた担々麺 (汁あり) は、息子の陳建一氏が中国で普及に努めた結果、現在は本場中国の四川省でも「日本式担々麺」として人気を博す逆輸入現象が起きている。
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そうだったのか担々麺。日本のお寿司がカリフォルニアロールになって逆輸入されたようなものですね。すごいぞ陳ファミリー。
ちなみにバンコクでは他にも日系店で担々麺をいただきました (次の写真)。ウズベキスタンでも日系店で (最後の写真)。





海外だとけっこう食べていますね。自分は担々麺が好きなのかもしれないな。でもなぜ日本だと頑なに担々麺を食べないのか、我ながらよくわからない。。。