奈良市の富雄丸山古墳で2023年に出土した前漢鏡 (19.1cm) は、ウズベキスタンのサマルカンド近郊で出土した直径18.7cmの「虺龍文鏡 (きりゅうもんきょう)」と非常に似ており、シルクロードを通じた古代技術・文化交流を示す国宝級の資料とされています。
サマルカンドの銅鏡は、サマルカンド市中心部から北へ約30kmのコクテパ墳墓 (Koktepe) から出土しました。龍や虎が描かれた逆S字状の文様 (虺龍文) を持つ大型青銅鏡です。

奈良市の富雄丸山古墳で出土した3面の銅鏡 (4世紀後半) のうちの1面が、このサマルカンド出土の鏡と酷似した大型虺龍文鏡であると判明。奇跡の一致とも言われます。
前漢の鏡 (前漢鏡) は日本では比較的珍しく、この一致はシルクロードの開拓と古代日本の王権との繋がりを示唆する、歴史的にも重要な発見。2027年の奈良市での交流展での展示も予定されているそうです。

コクテパ墳墓のエリアに建つアフラシヤブ博物館は、サマルカンドに旅行した際に足をのばし訪れましたが、色鮮やかな青い壁画にばかり目を奪われ、その他の展示品はあまりしっかり見ませんでした。銅鏡、あったのかな。
それともタシケントの国立歴史博物館に収蔵なのだろうか。歴史博物館も訪れましたが、見た記憶もないし写真も残っていないし、いずれにしても貴重なものを見逃してしまったようです。
■アフラシヤブ博物館








■サマルカンド観光過去記事
(1) レギスタン広場
(2) シャーヒズィンダ廟群
(3) グーリ・アミール廟他
(4) ローカルグルメ
(5) 移動とホテル