A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

せり vs. パクチー

富士市の玄庵 (Map) というお蕎麦屋さんで、この季節限定の「せり蕎麦」をいただきました。

せりの匂いは青っぽく、清涼感のあるさわやかな香り。春の訪れを感じさせる匂いと言われれば、確かにとうなずいてしまいます。

せりは湯通ししてあるので、ふんわりほのかに香気を感じる程度。冷たいお蕎麦は香りが良く、せりの香りがそれを邪魔することもなく、全体的に上品な味わいでした。

温かいお蕎麦にもせりがどっさり。シャキッとした食感も良かったです。せり蕎麦は初めて食べましたが、なかなかいいものですね。毎年この季節に食べたくなりました。

こうなると思い出すのが、タイのパクチー。若かりし頃、初めてパクチーに出会った時はとても人の食べ物ではないと驚きましたが、月日が流れ、今ではすっかり大好きに。

バンコクに4年間住みましたが、自分にとってパクチーは、タイ料理にはなくてはならないハーブです。これがないと、どうにも物足りなくなってしまいました。

昔、まだパクチーが苦手だった頃は、たとえ2~3片であっても、その強烈な臭いに辟易としたものです (お皿からどけても残り香で悶絶・・・)。

でも、いざ好きになってみると、意外とパクチーってそこまで何でもかんでもどっさり載っているわけではないなと気がつきました。たいていパラパラッと少しだけ。

タイには鍋料理もいろいろありますが、チムチュムやタイスキなども、パクチーは追加オーダーしないと、デフォルトでは入っていないものばかりでした。

その代わり、とくに老舗はしっかりパクチーが効いた秘伝のタレ (ナムチム) を準備していました。パクチーは根もいい香りなので、ちゃんとしたお店は根も使うのだそうです。

バンコクにいた頃は突然パクチーを食べたくなる時があって、そんな日は自分で鍋を作ってパクチーを入れてみたりも。

パクチーの鮮烈な香りがすっかり好きになった自分には、正直せりの香りは上品すぎて、「いやもっと来いよ」と心のなかで叫んでしまいました。

まあでも、同時に蕎麦の香りも楽しむなら、やはりせりくらいが丁度いいんでしょうね。今度パクチーを買ってきて、パクチー蕎麦でも作ってみようかな。