カツレツと言えばまずはヨーロッパの代表料理といったイメージがあります。そこから日本に渡来し、「ポークカツレツ⇒トンカツ」と日本化したのでしょう。



これまで各国でカツレツという名前の料理を食べてきましたが、実は意外といろいろなものがありました。平たいお肉の揚げ物ばかりではないんですね。では、そんなものたちをいくつか。
■ウインナーシュニッツェル他
フランスのコートレット (Côtelette) を始祖として、イタリアのコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ (ミラノ風カツレツ) とともに世界的に知られているのが、ウインナー・シュニッツェル (ウイーン風カツレツ)。
次の写真はバンコクにあったヨーロピアンレストランでいただいた一皿です。上にチーズがかかっていて本体はよく見えませんが、パン粉が細かい薄衣がカリッと揚がった、実に美味しいカツレツでした。

こちらがミラノ風カツレツ (Cotoletta alla milanese)。自分はイタリアンのお店に行ってもピザとパスタくらいしか頼まないので、これまでミラノ風カツレツを食べたことは1~2度あったかなといったところ。

コルドンブルー (フランス語で青いリボン) もカツレツの一種ですね。中に挟まれたハムとチーズが良いアクセントに。

■ウズベキスタンのカトレータ
ウズベキスタン料理なのか、それともロシア料理なのかよくわかりませんが、ウズベキスタンにはよく見かける料理で「カトレータ (котлета)」なるものがあります。語源・由来はもちろんカツレツ。
よく見れば薄いパン粉の衣が付いていますが、中身のお肉は挽き肉に混ぜ物をした作りなので、ミラノ風カツレツとはだいぶ異なり、日本で言えばメンチカツの類。

ただしメンチカツと言うよりは、どちらかというと昔懐かしい練り物系ハンバーグ、いわばマルシンハンバーグのような味わいが感じられました。自分は好きな味。

チキンカツ2種とビーフカツを買いました。どちらも美味しかったです。ウズベキスタンなのでポークはありませんでした。

ちなみに、日本のメンチカツは美味しいなと、日本に戻るたび思います。トンカツもそうですが、日本人の舌に合わせ最適化されていますからね。

なお、ウズベキスタンの西の端、カラカルパクスタン共和国には、ロシア料理の流れを組む「魚卵のカツレツ」がありました。素晴らしく濃厚で美味しかったです。


■タイのガイトート
タイの海南チキンライス「カオマンガイ」には蒸し鶏だけでなく、揚げ鶏というかチキンカツが載ったパターンもあります (カオマンガイトート)。だいたいどのお店も衣がガリガリ食感で美味しかったです。



■スリランカのカトレット
カトレットは魚 (主にマグロ) や肉を野菜とスパイスで炒めてコロッケにした、スリランカの代表的なスナック (軽食) です。昔スリランカに旅行した際、初めていただきました。
現地の知人とキャンディ周辺をまわっていた時、峠の茶屋みたいなお店で「カトレット食べる?」と差し出され、ひとつ食べるとなんとも言えない懐かしさが。
「美味しい!日本のコロッケみたい!」と彼に言うと、嬉しそうな顔をして、「日本人はみんなそう言って喜んでくれる」と話してくれました。

スリランカ旅行の写真はコチラにまとめてあります。懐かしいな。この時は内陸のキャンディを中心にまわったので、コロンボ (スリジャヤワルダナプラコッテ) はホテルで1泊しただけでした。またいつか行ってみたいな。

以上です。本当にいろいろあるものですね。そしてやはり、トンカツは最強クラスだなとあらためて認識。