A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

カツカレー丼?カレーカツ丼!

これまで住んだ国々が、おもに宗教的制約から豚肉を食べられない地域が多かったため、日本に帰ると空白期間を取り戻すように豚肉を食べています。

豚肉料理も中華・洋風・和風といろいろですが、日本食レストランや日本食材もない国が多かったので、選ぶものは自然と日本食の豚ということに。

豚肉料理の和の王様といえばトンカツです。「帰国したら食べたいものリスト」の常にトップに位置する王道メニュー。ただ、トンカツ屋にはたいていカツ丼もカツカレーもあります。

普段はメニュー選びにまったく時間をかけない、お店に入った瞬間にはすでに注文が決まっているような自分ですが、この時ばかりは少し迷ってしまいます。

トンカツのつもりで入店したはずが、カツ丼とカツカレーの写真に目を奪われ、しばらくメニューを睨み続けたことも何度か。それほどこの3つは拮抗しています。

あるお蕎麦屋さんで、メニューに「蕎麦+カツカレー丼」というランチセットを見つけた時は、思わず目を見開きました。

「もしやカツ丼にカレーが?」 そう考えると一瞬、心臓が高鳴りました。しかし3秒後には、「いや丼で出てくるカツカレーだよな」と冷静に判断。

やはりそれが正解でしたが、それからというもの、世の中にカレーとカツ丼を合体させた「カレーカツ丼」なるものはないのだろうかと、急に気になってしまいました。

そういうメニューがもしあるのならば、今まで三択で悩んでいたものが二択まで絞ることができますからね。限られた食事回数の中で何を食べるかは、楽しくもあり悩ましくもある問題です。

最初は地元のお店ばかり検索していたのですが、案の定ぜんぜん見つかりません。そこで検索範囲を広げると、ほどなく「名代富士そば」の「カレーかつ丼」に行き当たりました。

本当にあるんですね、こういうものが。しかも富士そばとしてはかなり力の入ったメニューらしく、実は知る人ぞ知る人気の一品なのだそう。

けれども残念ながら富士そばは、首都圏のみの展開。静岡からわざわざ遠征して食べに行くほどの時間もないし、電車賃を考えるとさすがにそこまではとなってしまいます。

そうしてひと月ほど考えるのをやめていたのですが、最近またふつふつと欲求がわいてきて、再びあれこれ検索、ようやくひとつの結論が。

それは、「とんから亭」の無料サービス「カレーかけ放題」を利用しようというもの。カツ丼を注文し、自分でカレーをかけてしまうわけです。とんから亭HPでもそう推していました (↓)。以下、結果報告です。

新潟タレかつ丼もり蕎麦セット (税込1,044円)
カレーカツ丼があったらぜひ食べたいと考えたわりに、和風の甘辛醤油つゆとスパイシーなカレーが合うのかどうか、正直半信半疑だったため、たぶん甘辛ダレのタレかつの方が無難だろうとまず選択。

味は悪くなかったです。甘辛いタレかつとカレーが喧嘩するようなことはありませんでした。白ご飯とカレーは当然ですがバッチリ。これはこれで普通にあってもいいメニューだなと思いました。この味は好きな人も多いのでは。カレーがもっとスパイシー (大辛) ならより合うかも。

もり蕎麦&ミニヒレかつ丼セット (税込880円)
日和ってカツ丼はミニサイズにしてしまいました。うちの親は昔カレーライスに醤油をかけていたので (自分はソース派)、醤油とカレーの相性が悪いということはないのでしょうけれど、イマイチ確信がもてず。

おそるおそる食べ始めましたが、卵とじのかつ部分はタレかつ同様、悪くはなかったです。ただし、甘辛醤油つゆが染み込んだご飯は、さらにカレーをかける相乗効果があったのかどうか判定できませんでした。ミニ丼なのであっという間に食べ終えてしまったし。

結論めいたものを言えば、カツ丼とカレーを合わせて食べるのは、ありと言えばあり、なしと言えばなしです。悪くはないけれど、相乗効果はあったようななかったような。

「カツ丼とカツカレーを同時に味わう」欲求は満たせますが、いつの間にか自分の中で「カツ丼+カレー=新次元の味」と、勝手に期待値が跳ね上がっていたようです。

タレかつ丼+カレーはよかった。でもたぶん間違いなく一番合うのは、「ソースかつ丼+カレー」でしょう。ていうかそれはもはや、普通のカツカレーなんですけどね。

期待が大きかった分、なんだか残念な結果になってしまいました。でも我ながらナイスチャレンジ。カツ丼に合わせるベストなカレーを探したくもなりました。むしろタイカレーとかいいかも。