A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

美味しいペッ(タイ料理)

タイでよく食べていた「ペット/ペッ (เป็ด)=ダック」が、鴨なのかアヒルなのか合鴨なのか、未だによくわかりません。

それどころか、日本の鴨南蛮すらちょっと曖昧。「日本の鴨南蛮の肉は何ですか」とAIに質問したところ、回答は次のとおりでした。

『鴨南蛮で使われる肉は主に合鴨 (あいがも) ですが、これはマガモとアヒルを交配させた雑種で、一般的に流通している鴨肉のほとんどがこの合鴨 (実質的にはアヒル) です。野生の真鴨 (まがも) は希少で高価なため、一般の蕎麦店では脂の旨味と食べやすさから合鴨が選ばれ、中にはアヒル肉を使用している場合もありますが、それを合鴨と呼ぶのが業界の慣習です。』

真鴨 (まがも)
野生のマガモ。赤身が多く野性味があり、風味豊かですが、希少で高価です。

アヒル
マガモを家畜化したもの。脂肪が多く、肉質は柔らかめですが、鴨南蛮には合鴨 (実質アヒル) が好まれます。 

合鴨 (あいがも)
マガモとアヒルを交配させた雑種。柔らかく脂が多く、コクがあり、一般の鴨料理に広く使われます。

・・・なんなんでしょう、カッコ実質アヒルって。。。まあタイ料理のペッは一応アヒルということでいいのかな。

日本だと鴨南蛮くらいでしか食べたことはありませんが、くらべればタイでは本当によくアヒルを食べていました。以下、そんなタイ料理の数々を。

茹で vs. ロースト
タイ料理で使われるアヒルは、茹でたもの (ペットパロー) かローストダック (ペットヤーン) に大別されます。

このふたつ、似ているようでいてそれぞれ専門性がだいぶ異なるのか、普通はお店もどちらか一方しか扱っていません (店頭で要確認)。

茹での方が肉そのものの旨味を感じられるように思いますが、ローストダックはお店秘伝のタレも込みで完成形なので、どちらかといえば自分はローストの方が好きかも。

ペットパロー

ペットヤーン

カオナーペッ(ト)
アヒル肉を載せたご飯。自分が食べたものだと、茹でアヒルのタレはしょっぱい系、ローストの方は甘い系 (甘しょっぱい系) でした。どちらがよりご飯に合うかといったら、個人的にはローストダックに軍配ですね。

MRTスラサック駅の近くにあったナトーンレストラン (Nathong) でテイクアウトしてきたカオナーペッは、バンコクでいろいろ食べた中でもだいぶ美味しかったです。ローストダックは噛むとジュワッと皮の脂が染み出す最高の出来、タレがまた実に美味しかった。

ダックヌードル
スープヌードル+茹でダック:スープは濃い色の醤油系が多いです。ビーフヌードルと同じくこちらも専門店多数。

スープヌードル+ローストダック:タイ中華のお店によくあるメニュー。茹でダックによくある醤油系スープとは違って、こちらはクリアな塩系スープが多いと思います。

汁無し麺+ローストダック:ローストダックの甘辛いタレは、ご飯でも麺でも、何にかけても美味しいです。

土鍋ダックヌードル:もも肉は箸で簡単にほぐれるほど柔らか、香りは中華独特のスパイス、味付けは濃厚。塩気が強いわけではなく、とにかく濃厚でした。

ワンタン
アヒルのお肉のワンタンを、トンロー通りにあったアヒル料理の人気店でいただきました。お肉の風味が濃厚。

ラープペッ
ラオスの代表的な料理ですが、隣接する東北タイ (イサーン) でもよく食べられていて、タイ国内ではイサーン料理として認識されています。使う肉はいろいろですが、ラープの王様といえばアヒル (ペッ) のラープと言われています。たしかに美味しい。

ガパオライス
豚・牛・鶏・ハムなどに加え、アヒルもガパオライスにはよく使われます (メニュー写真参照)。料理の写真はサムヤーンのお店で食べたもの。ガパオと炒めたアヒルはご飯にぴったり。麺はちょっと食べ辛いかも、麺にうまくからまなくて。


ガパオライスは卵の目玉焼きが定番のトッピングでしたが、こだわりのあるお店はアヒルの卵でした。写真は自分がもっともお気に入りのお店 "Moom Gapao" のガパオライス。

カイケム (塩漬け卵) やピータンも基本はアヒルの卵だと思います。鶏の卵にくらべて濃厚な風味 (のような気がする・・・)。カイケムはソムタムとの組み合わせが美味しい。

ガオラオペッ
アヒルのいろいろな部位を煮込んだスープ料理。内蔵も入っていて、多彩な旨味と食感が楽しい1杯。もちろん麺を入れて食べるのもアリ。

パークペットー(ド)
アヒルのくちばし (パークペッ) を揚げたもの。くちばし部分はカリカリ、小さいながらもタン (舌) は濃厚。なかなかの珍味。

アヒルの
2018年頃、バンコクのホイクワン (フワイクワーン/Huai Khwang/輝煌) 地区は「新唐人街 (新中華街)」と呼ばれ、庶民的リアル中国料理店が集まるホットスポットでした。その後は新型コロナ禍でお店が半減しすっかり衰退、今はどうなっているのかな。当時、そんなお店のひとつでいただいた火鍋。店主おすすめのアヒルの腸、食感が良かった。

北京ダック
なかなか自分では行けないような、ちょっと高級なお店に連れて行ってもらった時にいただきました。間違いない美味しさ。