A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

インドネシアのバティックいろいろ

インドネシアに滞在したのは2年ちょっと。広大な国土、巨大な人口、多彩な文化を誇るヌサンタラ (Nusantara=インドネシア)、とにかく奥が深すぎて、その全容に触れるなどしょせん無理な話でした。

それでもいくつか興味を持って、その世界を知ろうとしたもののひとつがバティックです。(がんばってインドミーを全種類食べようとも考えましたが、ご当地フレーバーが多すぎて早々に諦めました・・・)

バティックシャツは正装でもあるので、仕事用にまずは1着買わなければと始まったバティック探し。そこからどんどん魅力にはまり、ジャカルタから足を伸ばして布地を買いに行ったり、買ってきた布地からオーダーメイドでシャツを作ったり。

バティックは想像以上に高価でした。ちゃんとした手描きのものはシャツ1枚が安くても1万円前後から、5万円・10万円は当たり前です。なのでそんなに良いものはまったく買えませんでしたが、お手頃価格のものをたくさん買って、自分なりに楽しむことができました。(⇒過去記事:バティックまとめ)

インドネシアのバティックと各種織物は、各地に独自のデザインがあります。わかりやすいまとめがあったので、そちらを引用させてもらいました。(出典:Nusantara_go.id @Instagram)

カイン・ヌサンタラ(インドネシアの布)

バティック (Batik)
ろうけつ染め。生地全体に蜜蝋 (みつろう) で模様を描き、染色と脱蝋を繰り返すことで複雑な柄を作り出します。日本では「ジャワ更紗」とも呼ばれます。

ソンケット (Songket)
織物 (浮織り)。金糸や銀糸、色糸などを緯糸 (よこいと) とは別に織り込み、模様を浮かせて表現する「浮織物 (うきおりもの)」の一種。厚手の生地で、豪華で格式高い布として扱われます。

イカット (Ikat)
織物 (絣織り)。織る前に、糸の束を「縛る (ikat)」ことで防染し、染色した「絣 (かすり)糸」を使って模様を織り出します。独特のかすれたような風合いが特徴。

トゥヌン (Tenun)
織物。インドネシア語で織物全般を指す言葉です。手織りの布を指すことが多く、特に東インドネシアで盛ん。例えばイカット織物は、正式には「トゥヌン・イカット (Tenun Ikat)」と呼ばれます。

中部ジャワ
ジョグジャカルタ、スラカルタ (ソロ)、プカロンガン、ラスム、スマラン

東ジャワ
マドゥラ

西ジャワ
スンダ、チルボン、ブタウィ (ジャカルタ)

スマトラ
ムラユ、ミナンカバウ、タパヌリ

東インドネシア
バリ、ロンボク、スンバ

北インドネシア
スラウェシ、カリマンタン、マルク&パプア

* * *

以上です。布地は高いものはシャツ1着分でも数十万円、歴史的な価値があるアンティークだと数百万円することも普通です。なかなか手が届かない世界でした。自分は海老柄が好きなようで、気がついたら手描きからプリントまでいくつか手に入れていました。

自分はもう、たぶん一生分のバティックシャツ&布地があります。ほぼタンスにしまったままですが。でも手描きバティック (バティックトゥリス/Batik Tulis) って洗うたび色落ちするのでけっこう面倒なんですよね。そこを面倒がってはいけないことは十分わかっていますが。。。