A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

映画「ペンギン・レッスン」鑑賞

映画「ペンギン・レッスン」を観ました。人生を諦めかけていた英語教師と、重油にまみれた瀕死のペンギンの出会いを描き、世界22カ国で刊行されたベストセラーノンフィクション「人生を変えてくれたペンギン:海辺で君を見つけた日」の映画化作品です。

あらすじ
1976年のアルゼンチン。人生に希望を見いだせずにいた英国人の英語教師トムは、名門寄宿学校に赴任する。軍事政権下で混乱する社会、そして手強い生徒たちに苦戦する中、トムは旅先で出会った女性とともに、重油まみれの瀕死のペンギンを救う。しかし女性にはあっさりフラれてしまい、トムのもとにはペンギンだけが残る。海に戻そうとしても不思議と彼のもとに戻ってくるペンギンを「サルバトール」と名付け、奇妙な同居生活が始まる。やがてトムは、サルバトールとの生活を通して、人生にとって本当に大切なものを取り戻していく。

皮肉屋で事なかれ主義だったトムが、ペンギンのサルバトールと暮らしていくうち周囲との関係にも変化が生じます。それはトムばかりではなく、生徒や校長も。

終盤、感情を突き動かされ権力側に抗議するシーンには胸打たれました。結果、やはり散々な目にあってしまうのですが、トムはどこか晴れ晴れしていました。

軍事政権の苛烈な圧政による息苦しさの中で暮らす人々の顔は暗く、当時の悲劇は一部現在も解決していません。

そんなリアルを絡めながら、ユーモアと優しさが絶妙なバランスでストーリーは進みます。終幕は悲しくもあり、幸福でもあり。

飄々としたサルバトールの佇まいが、意図せず人々の人生 (に対峙する心持ち) を変えていく様は痛快でした。自分もちょっと前向きになりましたよ。かなり好きな作品。

* * *

ペンギンて、間近で見ると意外に不敵な面構えだったりもするのですが (口の中がギザギザとか)、遠目でヨチヨチ歩いているのを見る分には必死感があって愛おしくなります。

自分が一番近くで見た自然のペンギンは、南アフリカ。喜望峰ツアーの帰りに寄ったボルダーズビーチです。エチオピアから旅行で訪れました。

ボルダーズビーチは、ケープタウンから約30分のサイモンズタウンに位置し、ケープ半島を南下する途中にあります。

植物まじりの白砂のビーチには、アフリカで唯一のペンギンのコロニーがあり、アフリカペンギン (ケープペンギン) の営巣地となっています。

無性にペンギンが見たくなりました🐧