"DC-3" はダグラス・エアクラフト社 (現ボーイング社) が開発した双発のプロペラ旅客機・輸送機です。1936年に運用開始、飛行性能はもとより商業輸送機に求められる輸送力、経済性ともに高い水準を満たした機体であり、1930年代~1940年代に世界の航空輸送変革の原動力となった傑作機と言われます。
1945年までに1万機以上が製造されましたが、これは双発輸送機としては屈指の量産記録です。その多くは連合国軍用輸送機 "C-47" として製造され、第二次世界大戦後は民間輸送機仕様に改造され "DC-3" となりました。
21世紀の今もエンジンや航法機器を更新しながら飛行を続けており、その耐久性や整備性の良さは特筆もの。自分の場合、2008年にサウジアラビアの航空博物館で初めてDC-3を見学、その後2012年に念願の実飛行搭乗を経験しました。
以下、DC-3関連の過去記事をピックアップします。12月17日は、1903年にかのライト兄弟が動力飛行機の初飛行に成功した日 (=飛行機の日) ということなので。
サウジアラビア航空博物館(2008年)
日本から短期出張でやって来た飛行機マニアの知人に連れられて、「"(アラビア) 半島の鷹" 航空博物館 (Saqr Al-Jazeera Aviation Museum) に行ってきました。
知人の熱のこもった説明を聞きながらC-130やF-15を目の当たりにすると、当時熟読した「エリア88」を思い出したりして、なんとも熱いものがこみ上げてきました。
DC-3の操縦席では操縦桿を動かしたりスイッチをパチパチしてつかの間パイロット気分に。こんなのを自身で飛ばしたらそれはそれは気分が良いでしょうね。



初めてのハアパイ(トンガ2010年)
トンガ赴任後しばらくして、トンガ国内線の Chathams Pacific が、トンガタプ〜ハアパイ間でDC-3の運航を始めたというニュースが飛び込んできました。初めてハアパイ島に行ったのは、このDC-3に乗りたかったからです。

意気揚々と空港に出かけたものの、この日は残念ながら空振り。だいたい朝一のフライトはDC-3だったのですが、この時は搭乗客が少なかったせいか、往復とも8人乗りの小型機でした。あとで聞いたらフライトの7日前になると機体がわかるそうなので、次はちゃんと確認してから行こう。

でも、小型機なりの良さもあって、なにしろパイロットの横まで客席なので、そこに座るとまるで自分が操縦しているような感覚にもなって、ものすごい高揚感&ドキドキ感が。ハアパイの島々も、言いつくされた感はありますが、まるで海に浮かぶ宝石のように輝いていました。

この時は日帰りでハアパイ滞在は5時間のみ、時間は限られていました。手配していたタクシーに乗って、空港から滑走路を横切り (←軽い衝撃)、マタフォヌアリゾートへ直行。

マタフォヌアは白砂が広がる美しいビーチです。波打ち際を裸足でてくてく歩いたり、ボーッと波の音を聞きながら過ごした時間は本当にあっという間でした。癒やされた~。こんなにきれいでおだやかだと知っていたら、泳ぐ準備をしてきたのに。

久しぶりハアパイ (トンガ2010年)
久しぶりのハアパイ (仕事)。DC-3は運休中とのことで、うわさ通り鉛筆のように細い飛行機に乗りました。南国のわりにシートはなんだかモコモコしていましたよ。ちなみにトンガ語で「モコモコ」は涼しい/Cool、「モモコ」は寒い/Cold。


念願のDC-3 (トンガ2012年)
これまで7、8回チャンスがあったのに全然DC-3に当たらなかったので (※整備中が多い)、もうほとんどあきらめていましたが、この時はババウからの帰路、ついに念願のDC-3に乗ることができました。
DC-3という飛行機について詳しくはWikipediaを見ていただくとして (⇒コチラ)、戦前から活躍している傑作機に未だに乗ることができるのは感動のひと言。ちなみにDC-3を定期商業路線で飛ばしているのはトンガくらいだそうです (※2012年当時)。
またひとつ夢がかないました。クジラも見てDC-3にも乗って、空港で王様にもすれ違って、もうババウに思い残すことはないな。(⇒ホエールスイム@ババウ)





