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インドネシア・スマトラ島の洪水

マラッカ海峡で発生した熱帯低気圧は1週間にわたり豪雨や突風をもたらし、タイ、マレーシア、インドネシアの3ヶ国で大規模な被害が発生しました。

タイ南部の洪水被害も大きいですが (⇒コチラ)、インドネシアのスマトラ島、とくに西端のアチェ州は、洪水と地滑りにより甚大な被害を受けています。

インドネシア国家防災庁 (BNPB) のウェブサイトによれば、11月30日午後6時 (西部インドネシア時間) 時点の状況は次のとおりです。

死者442名、行方不明者402名、負傷者646名、被災者110万人、避難者29万人、家屋損壊/重度827戸、家屋損壊/中度694戸、家屋損壊/軽度1300戸、学校損壊43校、橋梁破損133本。

現地の様子は各国で報道されています。写真はバンダアチェからもほど近いピディジャヤ郡ムルドゥの被害状況。

幹線道路や橋が被害を受け交通網が寸断されているため、支援物資の輸送に支障をきたしているそうです。物資が集まっても、届けられなければ意味がありません。

BNPBを中心にインドネシア政府もいま必死に対応をしていると思います。災害大国であるインドネシアには日本を含め各国ドナー・NGOがいますから、互いに協力してなんとか早急に支援物資を届けてほしいと願っています。

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ピディジャヤは2016年12月に発生した地震でも大きな被害を受けました。10年もたたず今度は豪雨被害とは、本当に厳しい環境ですね。

防災政策に関してはかなり力を入れているインドネシアですが、実施のためには政府だけでなく住民自身もそれなりにお金をかけなければなりません (耐震家屋など)。

さらに想定以上の災害が起こってしまうと、なかなか対応が難しいのが現実でしょう。そのたび人間の無力さを痛感したり、復興に向けた人間の力強さに希望を抱いたり、自分の感情はその繰り返しです。